no title


クラブで活躍したヴィエリ氏 “イタリア・ダービー”を前に4選手について言及

 現地時間6日のセリエA第7節で、インテルユベントスの“イタリア・ダービー”が行われる。ともに無敗の首位決戦となる一戦だけに注目度も高いが、両チームプレー経験を持つ元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏が、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」で両チームストライカーについて語った。

 ヴィエリ氏は現役時代に“重戦車”の異名も取ったストライカーだが、1996-97シーズンにはユベントスリーグ優勝に貢献した。その後、2つのクラブを経て99年にインテルに加入するとエースとして君臨。在籍6シーズンすべてで二桁ゴールを記録する活躍を見せた。

 そんな両名門を知るヴィエリ氏は、まずユベントスエースであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて「モンスターだ」と話す。そして、今季期限付き移籍から復帰したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインにも言及した。

ロナウドの600ゴールも決めるなんていうのは、他には考えられない。誰も彼のように勝利を勝ち取ってきた選手はいない。特に印象的なのは、それぞれ一つの試合に対する勝利への欲求と、欠かすことのない準備だ。イグアインは、私の意見ではここ10年間で世界のトップ5に入るFWだ。アシストができる選手でもある。特にシュートコントロール素晴らしい

 イグアインは昨季、ロナウドが加入したことでACミランチェルシーに期限付き移籍となり、今夏は買い取りオプションが行使されずユベントスに戻った。放出が既定路線と見られたなかで残留したが、ヴィエリ氏にとってはユベントスの2人のストライカーはとても評価の高い存在のようだ。

 一方でインテルでは新加入のベルギー代表FWロメル・ルカクと、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスについて言及している。

批判する声も上がるが…「そんな奴はサッカーを知らない」

ルカクトップとして重要すぎる存在だ。イグアインより得点力は低いかもしれないが、チームプレーを知り、チームレベルを高める。どの監督も欲しがる存在だが、インテルには必要なタイプだった。そしてラウタロに関しては、彼を批判するような声も聞くが、私に言わせれば『そんな奴はサッカーを知らない』ということになる。恐れなく戦い、何もないところからチャンスも作り出すんだ」

 今季アントニオ・コンテ監督が就任し、開幕6連勝と絶好調のインテルの優勝の可能性については、「落ち着いてくれ。3カ月か4カ月が経って、ユベントスナポリとの差がどうなっているか見てみよう」と話したが、「とても重要な継続性を持ちながら、堅固で組織的であり、技術があり、ファイトできるチームになりつつある」と高く評価する。

 無敗の首位決戦となった試合は、ヴィエリ氏が注目する両ストライカーが決着をつけるのか。セリエA序盤戦の大一番は、興味深い一戦になりそうだ。(Football ZONE web編集部)

(左から)イグアイン、C・ロナウド、ルカク、マルティネス【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)