(出典 f.image.geki.jp)



アトレチコ戦で初先発 0-2で敗戦も…ポスト2度直撃シュートで決定機演出

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間25日のリーガ・エスパニョーラ第6節アトレチコ・マドリード戦(0-2)でフル出場を果たした。初先発となった一戦で後半2分にはポストに2度直撃する一撃を放つなど躍動。地元紙「ディアリオ・デ・マジョルカ」では18歳MFの特集を組み、「センセーショナルなプレーだった」と脱帽した様子で伝えている。

 久保は4-1-4-1の右サイドハーフで先発。前半はリーガ屈指の強敵相手に苦しむも、後半開始直後に才能をいかんなく発揮した。1点を追う同2分、自陣でボールを拾った久保は、MFサルバ・セビージャとのワンツーを交えながらドリブルで持ち上がり、右サイドを駆け上がってきたMFダニ・ロドリゲスに展開。そのままペナルティーエリア内に侵入し、ダニ・ロドリゲススルーパスに右足を振り抜いた。

 シュートはアトレチコのモンテネグロ代表DFステファン・サビッチの左足をかすめてゴールへ。だが、ボールは右ポストを直撃して跳ね返り、スロベニア代表GKヤン・オブラクの臀部にヒット。浮き上がったボールが再び右ポストを直撃し、オブラクも左手を伸ばすが弾き切れずゴールライン方向に飛んだが、回り込んだコロンビア代表DFサンティアゴ・アリアスに間一髪のところでクリアされてしまった。

 後半開始から見せ場を作った久保に、同紙は「前半はマジョルカも悪く、日本人も辛うじて絡んでいたが、後半は全くの別人だった。開始直後に一番のチャンスを作り出した」と記した。そして、この決定機のシーンを「スピードと才能を合わせたセンセーショナルなプレーで彼はゴールに迫った」と表現し、試合を進めるにつれて躍動する久保を「(シュートを外し)彼は信じることができなかったが、それでも彼に勇気を与えた。もっと自分自身を見せ始めた」と称えた。

 前節ヘタフェ戦(2-4)で初アシストを記録した久保。プレー時間を重ね、より“らしさ”を出せるようになってきた。同紙は「すでに0-2だったが、彼がボールを持った時は何か違いを作ったというのが実際起きたこと」と、手放しで絶賛している。右足シュートは惜しくも“リーガ初得点未遂”に終わったが、喜びを爆発させる日はそう遠くないはずだ。(Football ZONE web編集部)

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)