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【現地発】スペイン人記者は来季のレアル復帰を予想「ジダンに気に入られること」

 マジョルカは現地時間25日、「DAZN」が放送するリーガ・エスパニョーラ第6節でアトレチコ・マドリードホームで対戦する。前日練習に訪れたスペイン人記者は、日本代表MF久保建英レンタル期間を終えてレアル・マドリードへ帰還した際、ポジションを争うであろう3人のトッププレーヤーを挙げている。

 22日の第5節ヘタフェ戦(2-4)、味方の負傷もあり前半19分に緊急投入された久保は0-3で迎えた後半25分、右サイドカットインから左足でピンポイントクロスを供給。クロアチア人FWアンテ・ブディミルのヘディング弾をお膳立てした。負傷交代したMFサルバ・セビルの状態が不透明なこともあり、アトレチコ戦で初先発を飾る可能性もある。

 アトレチコ・マドリード戦に向けた前日トレーニングは、マジョルカの本拠地イベロスターエスタディで行われ、冒頭15分間のみメディアに公開された。ビセンテ・モレノ監督の記者会見前に、取材に訪れていたスペインラジオ局「カデナ・コーペ」のルイスアンヘル・トリベス記者を直撃。スーパーサブとして起用されている久保について訊いた。

「どれだけ良い選手だとしても、モレノ監督は認めるのに時間がかかるタイプなんだ。(久保が)逸材だというのは皆分かっている。ヘタフェ戦でも最初のプレーで魅せていたし、彼の潜在能力はとっくに理解しているけれども、多少の時間はかかるだろう。遅かれ早かれ結果を出し始め、チームの中心になると思う」

 また、トリベス記者は久保の来季について、「レアルに帰るのは間違いない。戻るのは確実だが、別の話としては、帰ってから別のクラブに再びレンタルされるという可能性があること。マジョルカで結果を出せば、そうはならないだろう。まずはここで良いプレーをし、そしてジダンに気に入られることだ」と予測している。

マジョルカでどのポジションを奪うかが鍵 「サイドならベイル、中盤なら…」

 来季レアルへ帰還するとして、誰とポジションを争うことになるのか。トリベス記者は久保がマジョルカにおいて、どこのポジションで立場を確立し、結果を残すかでレアルでの“ライバル”が変わってくると語る。

サイドとして戦っていくなら、ベイルと競合しなければならない。そして、中盤だとするならば、モドリッチとクロースということになる」

 サイドであれば快足で知られるウェールズ代表FWギャレス・ベイル、そして中盤であればクロアチア代表MFルカ・モドリッチとドイツ代表MFトニ・クロースを挙げている。

 マジョルカでは右サイド起用の多い久保だが、今後のリーグ戦でどちらの色を強めるかが一つの指標となりそうだ。(Football ZONE web編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)

久保がレアルに復帰した場合にライバルとなるのは…【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)