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イングランド代表、サットン氏がコラムで見解を述べる

 マンチェスター・ユナイテッドが、王者マンチェスター・シティや昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)覇者のリバプールに追いつくにはどれほどの資金が必要なのだろうか? かつてチェルシーなどでプレーした元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、実に「10億ポンド(約1337億円)以上」との見解を示している。英紙「デイリーメール」が伝えた。

 ユナイテッドでは、レギュラーフランス代表MFポール・ポグバが負傷離脱。オレ・グンナー・スールシャール監督は現地時間22日の第6節ウェストハム戦(0-2)で、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイとセルビア代表MFネマニャ・マティッチを中盤で起用したが、サットン氏は「デイリーメール」の自身のコラムで、「この2人がトップ10に入る価値のある選手かどうかもわからない」と苦言を呈している。

 また攻撃陣では現在のユナイテッドは、ファーストチョイスイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのほかに、ブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラ、元スペイン代表MFフアン・マタ、ウェールズ代表MFダニエルジェームズを擁している。

 ただ、サットン氏は「マタはこれまでファンタスティックサッカー選手だったが、今は背番号10として機能していない」と述べ、「ペレイラとジェームズは成長途中の選手たち。特にジェームズにはポテンシャルはあるが、まだ21歳なうえにプレミアリーグに来たばかりで、不安定なのは当然だ」と続けている。

 ユナイテッドベルギー代表FWロメル・ルカクインテルに去ったあとに穴埋めに失敗。フランス代表FWアントニー・マルシャルとラッシュフォードにはプレッシャーがかかるが、マルシャルにとっては11点を決めた2015-16シーズンが自身のベスト。期待の新星ラッシュフォードも昨季の10得点が最高で、しかもウェストハム戦で負傷し離脱が決定していて、サットン氏は「ビッグトロフィーを獲得するには、ユナイテッドが持っていないビッグな選手らが必要だ」と話している。

スールシャール監督は“支持”

 そして、スールシャール監督を解任することはこの問題の解決策にはならないとし、「彼が順調だと言っているわけではないが、少なくとも彼には計画がある。彼は若い選手を育成しているが、その理由のひとつは選択肢がないからだ」とコメント。「私の結論としては、ユナイテッドには10億ポンド以上が必要だ」との見解を示した。

「彼(スールシャール監督)の首を切って、それからどうするんだ? 多額を使うことを望むうえに、まったく違う方向にクラブを率いるようなマッシミリアーノ・アッレグリを招聘するのか? アッレグリのように散財を求めるマウリシオ・ポチェッティーノの獲得を目指すのか? ルイス・ファン・ハールでもジョゼ・モウリーニョでもうまくいかなかったんだ。契約を破棄して、新しい監督を連れてくることが正解かどうか、私には分からない」

 サットン氏が話すように、ユナイテッドはスールシャール監督のもと大型補強に成功するのだろうか。(Football ZONE web編集部)

開幕6試合で8位と苦戦を強いられているマンチェスター・ユナイテッド【写真:Getty Images】


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