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【現地発】マジョルカサポーターに取材していたスペイン人記者が見る久保の現在地

 マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第5節のヘタフェ戦(2-4)で途中出場し、スペイン上陸後初アシストを記録した。現地に訪れていたスペイン人記者は久保について「数字に残る結果を残さなければならない」と指摘しつつ、アシストを記録したことについて「彼にとっては重要な日となった」と振り返っている。

 ヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスの周辺は試合前、青一色に染まっており、敵地に乗り込むマジョルカにとっては完全アウェーの状況となっていた。スタジアム前ではスペインテレビ番組「エル・チリンギート」がインタビューを行なっており、マジョルカサポーターに直撃していた。

 合間に声を掛け、久保に関して質問すると「もちろん注目している。私が行なっているインタビューでも、今君が行なっているように『タケをどう思うか?』と尋ねているよ」と、レアル・マドリードの看板を背負ってマジョルカに期限付き移籍した久保を中心に取材していることを明かした。

 久保については「リーガプレーする権利を持っていることは間違いない。それだけのポテンシャルは備えている」と太鼓判を押しつつも、「ただ、技術の優れた選手はスペインにはたくさんいる。そのうえで、数字に残る結果を残さなければ、生き残れない。タケは今その壁にぶつかっているところだろう」と、結果を出す必要性を説いていた。

久保は鋭いクロスからアシストを記録 「タケが結果を残したね!」

 ヘタフェ戦では負傷のアクシデントにより、0-1で迎えた前半19分に久保が緊急投入されることに。失点を重ね0-3と厳しい展開となるが、後半25分、右サイドを突破した久保がカットインから左足で鋭いクロスを供給。FWアンテ・ブディミルがヘディングで合わせ、1点を返した。最終的には2-4で敗退したが、久保は移籍後初のアシストを記録した。

 試合後、取材を行っていたヘラルド・ルイス記者とスタジアム前で再び顔を合わせた際、「タケが結果を残したね! 殻を破ったことは大きい。結果を出したことで、彼にとっては重要な日となった」と振り返った。チームを勝たせることはできなかったものの、久保個人にとっては新たな一歩を踏み出した一戦となった。(Football ZONE web編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】


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