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プレミアリーグ第6節、チェルシーvsリバプールが22日にスタンフォードブリッジで行われ、2-1でリバプールが勝利した。

ここまで2勝2分け1敗のチェルシーが、全勝中のリバプールホームに迎えた一戦。UEFAスーパーカップでの激突から今季2度目の対戦だ。

前節、ウォルバーハンプトンに臨んだチェルシーは、初の3バックを採用し5-2で大勝。ハットトリックを達成したエイブラハムを中心に若手が着実に結果を残してきている。だが、週半ばに行われたチャンピオンズリーグではバレンシアに敗戦。ここまでホーム未勝利となっている。

一方、ここまで唯一のリーグ戦全勝のリバプールも、チャンピオンズリーグではナポリに敗れ今季初黒星を喫した。それでもプレミアリーグでは昨季から14連勝、過去44試合でわずか1敗となっており無類の強さを誇る。

チェルシーは直近の公式戦2試合で採用した3バックから[4-3-3]に戻し、左サイドバックにはエメルソン、右のインテリオールにカンテと、負傷から明けた選手を起用。また、バレンシア戦で足首を負傷したマウントも3トップの左で先発した。

リバプールはおなじみの[4-3-3]。ナポリ戦からミルナーを変更し、ワイナルドゥムがスタメン起用された。

まずは主導権を握りに行くリバプールに対し、チェルシーは素早いチェックで対応。その中で8分にカンテのスルーパスからウィリアンがボックス右に侵入するが、名手ファン・ダイクの守備に敗れる。10分過ぎには今度は左のマウントからクロスが上がるが、エイブラハムもウィリアンも合わせることは出来なかった。

すでに何度かゴールに迫っているリバプールは14分、マネがクリステンセンに倒されFKを獲得。ペナルティアークの少し近すぎる位置で、サラーが小さく動かしたところをアーノルドが右足一閃。強烈なシュートゴール右上に突き刺さり試合を動かした。

先制を許したチェルシーに追い打ちをかけるようにエメルソンが負傷。15分で早くも交代カードを使いマルコス・アロンソを投入した。

早くも大きなディスアドバンテージを背負ったチェルシーは24分、クリステンセンのスルーパスからエイブラハムに決定機が訪れる。ボックス右でGKと一対一となったが、シュートはアドリアンに完璧にセーブされてしまった。

その3分後、チェルシーはウィリアンが左サイドを突破しゴール前へクロスエイブラハムのバックヒールシュートがDFやGKに当たってこぼれたところをアスピリクエタが押し込んで同点に。しかし、その前のプレーマウントオフサイドポジションにいたことがVARによって判明。ゴールは取り消しとなった。

束の間の喜びとなったチェルシーはさらなる窮地に立たされる。30分、リバプールの左サイドからのFKの場面。ロバートソンが上げたクロスフィルミノに合わせられ追加点。

さらに42分には、シュートブロックにいったクリステンセンが味方と交錯。この際にヒザ裏を負傷しズマと交代を余儀なくされてしまった。

かなり不利な状況となってしまったチェルシーは後半開始早々のセットプレーフィルミノに決定機を許すが、GKケパのファインセーブで何とか3失点目を防ぐ。

少しでも早く点差を縮めたいチェルシーは59分、左CKのこぼれ球をカンテがシュート。しかしこれは右に逸れてしまう。だが迎えた71分、ボックス手前でボールを持ったカンテはドリブルでバイタルに侵入。敵に囲まれながらも右足で放ったシュートが、マティプとファン・ダイクの間を抜けて、ゴール右上に突き刺さった。

ここから勢いをつけるため、チェルシーは77分にエイブラハムを下げてバチュアイを投入。これで最後の交代カードを切った。対するリバプールは失点直後にマネとミルナーを入れ替えて守備固め。

バチュアイは88分にマルコス・アロンソクロスからヘディンシュートを放つが、ボールは枠の右に外れる。90分には再びマルコス・アロンソクロスからメイソン・マウントシュート。しかしこれも枠を捉えることが出来ない。

結局、チェルシーは後半に7割を超えるポゼッションでリバプールを攻め立てたが、反撃は1点に抑えられホームで敗戦。試合巧者ぶりを披露したリバプールはこれで開幕6連勝とした。

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(出典 news.nicovideo.jp)