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準決勝リバプール戦で叩き込んだ衝撃の一撃 「自分に運が味方した」

 バルセロナは昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝で、リバプールに第1戦で3-0と勝利しながら第2戦に0-4で敗れ、歴史的な逆転負けを喫した。この屈辱的な敗退はスペインの名門を絶望の淵に突き落とすものとなったが、一方でエースアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが第1戦で決めた芸術的なFK弾は、UEFA欧州サッカー連盟)の2018-19シーズンベストゴールに選出されるなど、伝説の一撃として後世に語り継がれるものとなった。このゴールについてメッシ自身が振り返り、“ラッキーの産物”だったと語っている。

 バルセロナは昨季CL準決勝でリバプールと対戦。本拠地カンプ・ノウで行われた第1戦で、メッシは2ゴールの活躍を見せた。

 そして世界に衝撃を与えるスーパーゴールが生まれたのは、2-0とバルセロナリードして迎えた後半37分だった。敵陣中央のゴールまで約25メートルの位置でFKを獲得。リバプールの4選手が正面に立って壁を作るなか、メッシの左足から放たれた強烈な一撃は絶妙な軌道を描き、枠の外から巻くようにしてゴール左上に突き刺さった。ブラジル代表GKアリソンが必死に反応するも一歩及ばず。スピードコースとも完璧なFKに、カンプ・ノウは大歓声に包まれた。

 このFKについて、メッシUEFA公式サイトインタビューでこのように振り返っている。

いつものフリーキックで蹴るのと同じように蹴ろうと試みた。普段よりも少し遠かったから、かなり思い切り蹴ったんだ。入る時もあるし、入らない時もある。あの時に入ったのは、自分に運が味方したからだ」

 今季CLのグループステージでは、F組でドルトムントインテル、スラビア・プラハと同居する厳しいグループに入っている。メッシは「チャンピオンズリーグでは毎年、平等にバランスが取れているが、勝つのがより難しい時もある」とし、今季のグループについて「厳しいグループだが、興味深いチャレンジだ」と述べた。

 現地時間17日に行われたドルトムントとの第1戦は、敵地で0-0の引き分け。負傷で出遅れていたメッシは、この試合の後半途中から出場し、今季公式戦で初めてプレーした。32歳となった今も、バルセロナの絶対的なエースに君臨する“天才”メッシ。コンディションを高め、再び世界を驚かせる一撃を決められるだろうか。(Football ZONE web編集部)

バルセロナFWメッシ【写真:Getty Images】


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