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ポルテの負傷で守備の不安を露呈 昇格組ノリッジ相手に今季初黒星

 マンチェスター・シティは現地時間14日に行われたプレミアリーグ第5節でノリッジ・シティと敵地で対戦し、2-3で敗れた。英公共放送BBC」ではシティのペップ・グアルディオラ監督にとって「悪夢のシナリオが展開された」と報じている。

 開幕4試合を3勝1分の無敗で走り続けていたシティ。2連覇中の王者は今季も盤石な体制を築きつつあったが、思わぬところに落とし穴があったようだ。

 4季ぶりにプレミアリーグの舞台に返ってきた昇格組ノリッジとのアウェーゲームは、前半18分にセットプレーから先制を許すと、同28分にも追加点を奪われる劣勢の展開となった。

 アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの得点で1点差に迫って前半を折り返すも、後半5分にはイージーミスから失点。ビルドアップの際、自陣のゴール前でアルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディが背後から近づくMFエミリアーノ・ブエンディアに気づかずにボールをかっさらわれ、そのまま開幕から絶好調のフィンランド代表FWテーム・プッキに決勝ゴールを決められた。

 シティはスペイン代表MFロドリのミドルシュートで再び1点差に詰め寄ったが、あと1点が追いつけずに2-3で敗北。プレミアリーグでは今年1月30日ニューカッスル戦(0-1)以来の敗戦で、今季最初の黒星を喫した。

 ノリッジに常に先行する試合展開に「BBC」はシティ守備陣の問題を指摘。「グアルディオラはラポルテの負傷でクオリティーと影響力を失った。ヴァンサン・コンパニの退団もあり、キャロウ・ロード(ノリッジの本拠地)で彼にとって悪夢のシナリオが展開された」と伝えている。

 シティは昨季までチームキャプテンとしてまとめたベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが古巣アンデルレヒトへ移籍。さらにビルドアップに長けた左利きレギュラーCBのDFアイメリク・ラポルテが現在は負傷離脱中。オタメンディのミスなどディフェンス面の不安が大きくクローズアップされる形となった。

 昇格組ノリッジに金星を献上したシティ。開幕5連勝のリバプールとの勝点差が早くも「5」に広がっている。膝を負傷したラポルテは半年間の長期離脱が予想されているだけに、ディフェンス面の改善は急務となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

シティのペップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)