(出典 www.football-zone.net)



構想外とされてきたなか、主力の相次ぐ故障で巡ってきたチャンスで結果を残す

 レアル・マドリードのFWギャレス・ベイルは、今夏の移籍市場で移籍が濃厚と目されていた。しかし新天地探しが難航したうえ、怪我人続出の台所事情により、出場機会を与えられると、リーグ戦3試合2得点と予想外の働きを見せている。勢いづくアタッカーは、ウェールズ代表の一員として臨んだ記者会見で、「俺は他のヤツよりもスケープゴートにされるほうが多い」と胸中を吐露した。英紙「ザ・サン」などが報じている。

 ベイルジネディーヌ・ジダン監督の元では“構想外”とされ、フランス指揮官の復帰以降は厳しい立場を強いられてきた。夏の移籍市場でも中国行きなどが報じられていたが、新天地探しは難航。加えて新加入のベルギー代表MFエデン・アザールら主力クラスの相次ぐ故障でベイルに出場機会が訪れ、今季はリーグ戦3試合で元フランス代表FWカリム・ベンゼマと並ぶチームトップの2ゴールを挙げている。

 ウェールズ代表の一員として欧州選手権の予選に挑むなか、6日のアゼルバイジャン戦前の記者会見ベイルは自らの置かれている立場を饒舌に語った。

「俺は他のヤツよりもスケープゴートにされることが多い。昨季はシーズンが終わりに近づくにつれて厳しかった。それは俺だけじゃなくて、チームも同じだ。今は状況が変わった。Uターンさ。サッカーはなんでも起こり得るクレイジーなスポーツ。多くの人々が説明できない。ハッピーとは言えないが、今はプレーできている。きっともっと多くの波乱があるだろう」

 これまでの苦い経験を踏まえてか、レアルで“主力扱い”されている現状について「ハッピーとは言えない」と語ったベイル。怪我することなく、シーズンを通してハイパフォーマンスを維持できるだろうか。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイル【写真:Getty Images】


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