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かつて在籍したロナウドのように1シーズン40得点を挙げるスコアラーへの成長を期待

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるオレ・グンナー・スールシャール監督は、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに、かつて“赤い悪魔”に在籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)と同じシュート練習をさせているようだ。英紙「デイリーミラー」が伝えている。

 現在21歳のラッシュフォードは、7歳の時にユナイテッドの下部組織に入団。2016年2月、18歳で彗星のごとくトップチームデビューを飾り、それから中心選手として活躍してきた。5年目の今季もチェルシーとのプレミア開幕戦(4-0)で2ゴールを挙げている。

 ユナイテッドは点取り屋だったベルギー代表FWロメル・ルカクインテルへ移籍。フランス代表MFポール・ポグバも退団の噂が立っているなか、英紙「サンデーミラー」によると、スールシャール監督はラッシュフォードに、かつてのロナウドがそうだったような1シーズン40ゴールを挙げるスコアラーになってほしいと願っているようだ。

 18歳でスポルティングからサー・アレックス・ファーガソン氏の指揮するユナイテッドに移籍を果たしたロナウド。名将ファーガソン氏はポルトガル人アタッカーが22歳になった時、当時コーチを務めていたレネ・ミューレンスティーン氏と協力して、「世界で最も恐れられるようなスコアラーの1人になる」というタスクを課した。

 ロナウドシュートを打つ前により良いポジションにつく練習をし、さらにシュートの芸術性を理解するため、元イングランド代表FWアンディコール、元イングランド代表FWテディ・シェリンガム、元トリニダード・トバゴ代表FWドワイトヨーク、元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイら、ユナイテッドOBの最盛期の映像を見て勉強したという。

スールシャール監督は以前ロナウドが取り組んだシュート練習をラッシュフォードに課す

 それに加え、ミューレンスティーン氏のメソッドを取り入れたロナウドは、2006-07シーズンの公式戦23ゴールから、翌シーズンは42ゴールと飛躍的な成長を遂げ、リーグ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献。ミューレンスティーン氏は進化をまとめた、「ロナウド-いい選手から最高の選手へ」と題したDVDを贈ったそうだ。

 それをもとに、スールシャール監督は現在、ラッシュフォードシュートを打つ前により中央にポジションを取るよう要求。さらに、ワンタッチまたは2タッチでフィニッシュにもっていくように練習させているという。ラッシュフォードロナウドのような点取り屋に変貌を遂げられると信じていると、記事は伝えている。

 ラッシュフォードは過去に、「ロナウドと(ウェイン・)ルーニーが最盛期の時、みんなが彼らのようになりたいと思っていた。ロナウドは、自分が実際にプレーを見て勉強したなかでベストの選手。彼は5回もバロンドールを取ったけど、今でも目標を掲げ、向上しようと走り続けている。そんな人はそうはいない。リオネル・メッシロナウドかと聞かれる時、僕の答えは一生ロナウドだよ」と、幼少期からのヒーローは常にロナウドだったと話している。

 果たして、ラッシュフォードロナウドのようなスーパースコアラーになることはできるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

現マンUラッシュフォードは、かつて在籍したC・ロナウドのような活躍を期待されている【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)