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カスティージャの一員としてテストマッチ出場、4-4-2の右MF起用で随所に存在感

 レアル・マドリード日本代表MF久保建英は現地時間14日、カスティージャ(Bチーム)の一員として3部クルトゥラル・レオネサとのテストマッチ(0-3)にフル出場した。序盤から卓越したテクニックで局面を打開するなど存在感を示したなか、後半には華麗なジャンプで相手のタックルを回避するシーンもあり、スペインメディア「エル・デスマルケ」は「倒す以外に止める方法はない」と称えている。

 今夏、FC東京からレアルに移籍した久保は、フベニールA(U-19)カテゴリーの選手として登録。ジネディーヌ・ジダン監督は以前の記者会見で久保について触れ、トップチームの練習に参加させながら、カスティージャでプレーさせる方針を明らかにしている。

 久保はここまでトップチームのプレシーズンマッチで計4試合に途中出場。14日にはカスティージャの一員として、レオネサとのテストマッチに4-4-2システムの右MFで先発した。

 前半11分、ペナルティーエリア左で相手を抜いて強烈なグラウンダーのシュートを放った久保は、その6分後にも右サイドをドリブル突破して味方のシュートチャンスを創出。2点ビハインドで迎えた前半40分には、右サイドスペースに走り込んだ久保がフリーで左足を振り抜くも、シュートはGK正面を突いた。

 後半19分、20分にもシュートを放った久保だが、いずれもネットは揺らせず。それでも随所に脅威を与えた18歳日本人アタッカーは、同24分に鮮やかな股抜きを見せ、相手はたまらずファウルで食い止めている。

18歳日本人アタッカーが孤軍奮闘 「間違いなくこの日のベストプレーヤーだった」

 さらに終了間際の同45分、味方が最後尾から前線にパス。これは相手にカットされるも、こぼれ球に久保が反応した。相手がボールを拾おうとした瞬間、一瞬早くボールに触った久保がふわりと浮かせてタックルを回避。見事なタッチで相手を翻弄し、冷静にボールキープした。

 試合は0-3で敗れたものの、孤軍奮闘した久保。スペインメディア「エル・デスマルケ」は「久保は高いレベルにあることを示し続けている」と触れた一方、華麗な足技や圧巻スキルを繰り出した日本人アタッカーについて「彼を倒すか、ファウル以外に止める方法はない」と驚愕した模様だ。「結局0-3で敗れたが、久保は間違いなくこの日のベストプレーヤーだった」と高い評価を与えている。

 カスティージャは18日のテストマッチ・3部ブルゴス戦を経て、25日に3部リーグ開幕戦のラス・ロサス戦を迎える。ここまでインパクトを放っている久保の公式戦デビューが見られるだろうか。(Football ZONE web編集部)

鮮やかなドリブルを見せているカスティージャのMF久保建英【写真:Getty Images】


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