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トップターゲットだったシティMFサネの負傷で補強プランが狂う

 レアル・マドリードジネディーヌ・ジダン監督の“構想外”とされ、去就が注目されているウェールズ代表FWギャレス・ベイルについて、バイエルンが再び獲得に乗り出したという噂が浮上した。ドイツメディアsport.de」が、スペインメディアの情報として報じている。

 元オランダ代表MFアリエン・ロッベン、元フランス代表MFフランク・リベリーが昨季限りで去ったバイエルンは両翼の後継者を探しており、これまでにも何度かベイルリストアップしているとの噂があった。しかし先日、衛星放送「スカイ」が、バイエルンベイルから手を引いたと報道。同選手のドイツ行きはなくなったものと思われた。

 ところがスペインテレビ「テレマドリード」によると、事情が変わり、バイエルンが再びベイル獲得の可能性を探ることになったという。その事情とは、同クラブの今夏補強ターゲットナンバーワンだったマンチェスター・シティドイツ代表MFレロイ・サネの負傷だ。現地時間4日に行われたコミュニティー・シールドで右膝前十字靭帯損傷の重傷を負った同選手は、長くて来年3月まで離脱すると目されており、バイエルンとしては計算が狂った格好となった。

 そこで再浮上したのが、ベイル獲得というプランのようだ。バイエルンは完全移籍のオプション付きでの期限付き移籍を求めているようで、これは以前、レアルからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを2年間のレンタルで獲得した時と同じ形となる。ハメスのディールでレアルと良い関係を築いているバイエルンは、今回も同様のパターンを選択する見込みだという。

ハイクラスの年俸を支払う“引き取り手”が見つからず

 ただしネックとなるのは、1700万ユーロ(約20億円)とも言われるベイルの高額な年俸で、バイエルンがこのとおりの額を同選手に支払うかどうかは微妙なところ。レアルはできればベイルを売却したいと考えているようだが、この数カ月、ハイクラスの年俸を支払うことのできる“引き取り手”が見つからなかったというのが現状だ。

 コバチ監督も、ベイルの代理人ジョナサン・バーネット氏も、これまでバイエルンベイルレンタルに関心はないと述べてきた。それが、サネの負傷により路線変更となるのだろうか。コバチ監督は10日、9月2日の移籍市場閉幕までにさらに選手を獲得する予定とのコメントを残しているが、そのうちの1人にベイルが含まれているのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

ベイルにはバイエルン移籍の噂が再燃している【写真:AP】


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