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ユーベも獲得を狙っていたルカクインテルが“強奪” コンテ監督熱望のFW獲得に成功

 セリエAの名門インテルプレミアリーグの移籍市場最終日となった現地時間8日、マンチェスター・ユナイテッドベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得した。しかし、それがユベントスアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ獲得を「ほぼ不可能」にしたという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 ルカクは一時、ユベントスとの間でディバラを交渉に含める移籍が模索された。しかし、それが頓挫したところで、元よりルカクの獲得を狙っていたインテルが“猛チャージ”をかけて争奪戦を制した。アントニオ・コンテ新監督が熱望したストライカーを獲得できたことで、新シーズンに向けて大きな目途が立った。

 しかし、このルカク獲得は様々なところに影響を与えているという。まず、インテルユベントスからアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得に興味を示されているが、7500ユーロ(約90億円)から8000万ユーロ(約96億円)という高額の移籍金を伴うか、ディバラの保有権と交換以外の形で、イカルディを放出する意向がないという。

 一方で、ユベントスアンドレア・アニェッリ会長は、インテルルカクを獲得した以上、そのチームにディバラというタイプの合うセカンドストライカーの譲渡を戦略的に拒否する方針を固めたとした。

ディバラの新天地候補はPSGドイツ王者バイエルンのみか

 これにより、ディバラがユベントスから移籍するチャンスは、ブラジル代表FWネイマールを失う可能性があるパリ・サンジェルマンと、ドイツ代表MFレロイ・サネの獲得に失敗したドイツ王者バイエルンが本腰を入れた場合に限られるという。

 インテルルカク背番号「9」を与えている。これは、イカルディが昨季までつけていたものであり、公式にアナウンスしている「構想外」をさらに大きくアピールするものになった。残り2年の契約期間での飼い殺しを辞さないインテルからイカルディが脱出するには、ユベントスに高額移籍金を支払ってもらうか、イタリア国外への移籍を受け入れるかのパターンしかなくなりそうだ。

 インテルルカク獲得は、ディバラとイカルディの立場に大きく影響したと言えそうだ。(Football ZONE web編集部)

ユベントスFWディバラ(左)とインテルに加入するFWルカク【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)