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 プレミアリーグの移籍市場は8日に閉幕し、トッテナム行きが報じられてきたバルセロナブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの交渉は、結局まとまらなかった。同日、アメリカスポーツ専門チャンネル『ESPN』が報じている。

 アントワーヌ・グリーズマンの到来などもあり、コウチーニョのバルセロナでの立ち位置は昨シーズンより危ういものとなっている。そこでクラブは、多くの売却利益が見込める英国方面へコウチーニョを移籍させることを望んでいた。

 しかし、結局有力な移籍先と目されていたトッテナムとの交渉は決裂。古巣のリヴァプールは、ユルゲン・クロップ監督が「(資金面で)再契約する余裕がない」と語ったこともあり交渉の扉は開かれず。アーセナルマンチェスター・Uへの移籍も「噂レベル」にとどまっていた。

 現在はアメリカツアーを行っているバルセロナ。7日に行われたナポリ戦後、エルネスト・バルベルデ監督は報道陣にこう語った。

「もちろん、私たちはコウチーニョを頼りにしているよ。何が起こるかは分からないが、彼は私たちと一緒にいる。ナポリ戦でコウチーニョがプレーすることはなかったが、それはアルトゥールやアルトゥーロ・ビダルと同様に、2回しかチームでのトレーニングを行っていないからだ。少しずつ、彼らを慣らしていくつもりだよ」

 コウチーニョには、まだ移籍市場が開かれているイタリアドイツフランス方面への移籍の可能性も残されているが……。バルセロナ残留も含め、今後も様々な情報が錯綜することは間違いなさそうだ。

プレミアリーグの多くのクラブへの移籍の噂があったコウチーニョ [写真]=Getty Images


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