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ニューカッスルや広州恒大から打診も…

 昨年末にマンチェスター・ユナイテッド指揮官を退任したジョゼ・モウリーニョ氏は、今も“ふさわしいクラブ”からのオファーを待っている状態だとしつつも、復帰に向けて情熱にあふれていると語っている。英衛星放送「スカイスポーツ」が報じた。

 昨年12月にユナイテッドを退任してから約8カ月が経つモウリーニョ氏。その間にもプレミアリーグニューカッスルの関心や、中国1部広州恒大からの巨額オファーも伝えられていたが、これらの打診は拒否したという。現在はピッチの上ではなく、故郷ポルトガルのセトゥバルで過ごす同氏が「スカイスポーツ」の独占インタビューに応じた。

 フリーの状態が続いているモウリーニョ氏は、「考える時間を持つというのは、これが実質初めてだ」と言い、「私のサッカーが恋しい」と指導者としての“新天地”を求めているようだ。だが、新たなクラブの決定には慎重な姿勢を貫いており、適切なクラブからのオファーを待っている状況だ。

「私にとって、可能性のあるものに対して『ノー』と言うのは一番難しいことだ。自分のなかに、仕事をしたいという衝動に駆られている部分がある。だから仕事をするチャンスがあれば『よし、やろう』と言いたいんだ。『ノー』と言うのは、本当に、本当に難しいこと」

 成績不振でユナイテッドを解任されたモウリーニョ氏だが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を3回も制するなど実績は十分。多くのチームから引く手数多となっていた。そのなかでも広州恒大は年俸2800万ポンド(約37憶円)など破格オファーを提示していた。このような条件でも指揮官を引き受けなかった理由をこう語っている。

募るファンへの思い…「完璧なものが来るまで待たなければならない」

「なぜなら、それがまだ私の望むチャレンジレベルに達していないからだ。これまでオファーをしてくれたクラブには失礼かもしれないが、私は“モウリニスタ”の人たちを選ばせて欲しい。“モウリニスタ”とはつまりはファン。モウリニスタたちは、私に然るべき場所にいて欲しいと思っている。我慢強く、ふさわしい機会が来るまで待たなければならないんだ。それが一番難しい。なぜなら、(働きたい)衝動があるから。『イエス、行くよ』と何度も言った。でもやっぱりノーだ、行けない。完璧なものが来るまで待たなければならないんだ」

 これまでにポルトガルイングランドイタリアスペインと欧州列強国のリーグを制し、CL優勝経験を持つ“スペシャル・ワン”にふさわしい新天地は、いったいどのクラブになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

現在フリーのモウリーニョ氏【写真:Getty Images】


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