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狭いスペースでの決断能力、様々なポジションへの対応力について言及

 FC東京からスペインの名門レアル・マドリードに完全移籍したMF久保建英は、連日のように国内外のメディアから注目を集めているが、かつて久保のバルセロナ下部組織入りをサポートし、指導もしたオスカル・エルナンデス氏が日本人アタッカーの“3大能力”を絶賛している。米スポーツサイトブリーチャー・レポート」が報じた。

 久保は日本代表の一員としてコパ・アメリカ南米選手権)で全3試合に出場し、合宿中の6月14日レアル電撃移籍が決定。7月7日スペインへ出発し、同20日のインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)初戦バイエルン戦(1-3)で後半頭からピッチに投入され、「背番号26」を背負った久保は“白い巨人”デビューを果たした。

 日本を発ってから3週間近くが経ち、「KUBO」の名前の認知度が日に日に高まっているなか、バルセロナ時代の恩師の1人と言えるエルナンデス氏が、米スポーツサイトブリーチャー・レポート」の取材で久保について言及。「彼には選手として優れた三つの資質がある」と分析した。

「狭いスペースでの素早い決断能力だ。チームメートのためにスペースを作り出し、空いたスペースへ動くスピード素晴らしい」と指摘する同氏は、続けて久保の対応力も称えている。

「彼はまた多芸なプレーヤーであり、まるでカメレオンのようだ。基本的には右ウイングベースとし、カットインを得意としている。その一方で中盤やフォワードとしてもプレー可能。さらに素晴らしい左足を持っている。局面において、アドバンテージの取り方を熟知しているんだ」

久保のインテリジェンスに溢れたプレー、まさに「レアル好み」と指摘

 そして三つ目に触れたのが、「異なるスタイルへの適応力」だ。

「彼はラ・マシア(バルセロナの下部組織)でボールポゼッション重視のサッカーをしていた。つまり、スペースをいかに支配し、どこでボールを回すかをよく理解している。長短のパスを織り交ぜて、多くのオプションを作り出す」と触れ、次のように続けた。

「その一方、攻守の切り替えも早く、レアル・マドリード好みのプレーとも言える。彼は素早く、ボールコントロールの技術も優れている。彼はインテリジェンスに溢れた選手なんだ」

 現地時間26日(日本時間27日)のアトレチコ・マドリード戦で出場が予想されている久保だが、ジネディーヌ・ジダン監督にアピールできるか。18歳アタッカーの挑戦は続く。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードのMF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】


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