円満とは言えない移籍劇、記者会見では古巣への配慮も強調
フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンはアトレチコ・マドリードからバルセロナへの移籍が正式に決まり、現地時間14日に公式記者会見に臨んだ。移籍を巡って両クラブが解釈の違いでやり合っているが、グリーズマン本人は契約について言及せず感謝の念を告げたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
「こんな機会を与えてくれたバルサに感謝したい。僕は挑戦をしていくこと、そしてここにいることに興奮しているんだ。僕をドキドキさせるのは、メッシと攻撃のイメージを共有できること。彼の近くにいることは大きな喜びになるだろう。
そしてコウチーニョも特別な力を持っているし、アルトゥールも視野が広い。マルコムはサイドで相手にダメージを負わせられる。みんな優秀な選手だよね」
グリーズマンはこのようにバルサ移籍について語った。自身の加入によって立場が危うくなりそうなブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、FWマルコムに気を遣うコメントを残すとともに、絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、そしてウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの「MSGトリオ」結成に心躍らせている。
それと同時に、これまで所属したクラブに対する配慮も強調した。
「まず僕と最初のプロ契約を与えたレアル・ソシエダに感謝したい。そしてアトレチコ・マドリード、(会長である)エンリケ・セレーゾ、ディエゴ・シメオネ監督、そしてクラブや代表で一緒になったすべてのチームメートにもだ。居心地の良い場所、家族、友人、チームメートがいる場所を離れるのは常に難しいことだ。僕はそのクラブをリスペクトしているだけなんだ」
アトレチコ側の声明については言及せず「申し訳ないけど…」
グリーズマンがこのように語ったのも、アトレチコとバルサが移籍のタイミングについて“円満”と言えない状況で、なおかつアトレチコの一部サポーターがグリーズマンに対して快くない感情を表しているからだろう。
アトレチコ側がたびたび出している声明については「申し訳ないけど、ピッチの上でプレーを見せるだけ」とグリーズマンは話すにとどめた。リーガの覇権を争う両クラブにとって新たな因縁となるグリーズマンは、その重圧を乗り越えてバルサで結果を残すことはできるだろうか。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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