カナダ初日の練習ではベンゼマ弾を演出 いきなり注目も集め、伊大手メディアも反応
18歳MF久保建英は日本代表デビューに始まり、コパ・アメリカ(南米選手権)での活躍、FC東京からスペインの名門レアル・マドリードへの移籍が決まるなど、目覚ましい飛躍を遂げている。トップチームに帯同した北米遠征でも、初日のミニゲームで元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴールをアシスト。日々注目度が高まるなか、カルチョの国イタリアのメディアは久保を“日本のメッシ”ではなく、強豪ローマでプレーする21歳のレフティーを引き合いに出して報じている。
今季、FC東京の主力としてリーグ戦13試合で4ゴールをマークした久保は、6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で史上2番目の若さとなる18歳5日でA代表デビュー。同月のコパ・アメリカでも全3試合に出場し、ブラジルの地でレアル移籍が決まった。
久保は新シーズン、レアルB(カスティージャ)でスタートを切るが、トップチームの北米遠征メンバー29人に選出。バイエルン・ミュンヘン(20日/ヒューストン)、アーセナル(23日/ワシントンDC)、アトレチコ・マドリード(26日/イースト・ラザフォード)とのプレシーズンマッチに臨む。
10日に行われた遠征初日のトレーニングでは、パス練習で鋭いスライディングを決めてボールをカットしたり、ミニゲームでドイツ代表MFトニ・クロースから縦パスを受け、トラップから素早く反転するとゴール中央へ飛び込んできたベンゼマに横パスを供給し、早速ゴールをアシストしてみせた。
スペイン代表DFセルヒオ・ラモスやブラジル代表DFマルセロら錚々たるメンバーがいるなかで、18歳とは思えぬ強心臓ぶりを発揮している久保。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、自前のスポーツTVチャンネル「ガゼッタTV」で久保の特集を組んでいる。
「イタリアのファンには、メッシというよりも……ローマのウンデルに近い」
「新しいメッシ、新しいメッシ……、何度も聞かされてきたけど、また新しいメッシ。日本人のだ。久保は常にラストパスを出せて、味方と自由にプレーできる選手。コパ・アメリカでは2試合にスタメン出場して影響力があった。イタリアのファンには、メッシというよりも……ローマのウンデルに近い」
「ガゼッタTV」はそのプレースタイルを紹介するうえで、“日本のメッシ”という久保の代名詞に登場するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)ではなく、セリエAの強豪ローマでプレーする21歳のレフティーで、ドリブルを得意とするトルコ代表FWジェンキズ・ウンデルを比較対象に挙げている。
久保はコパ・アメリカのグループリーグ初戦チリ戦で、セリエAのボローニャでプレーするMFエリック・プルガル相手に華麗な股抜きを決め、会場を大きく沸かせた。それだけに、イタリアメディアも日本が世界に誇る18歳レフティーの動向が気になるようだ。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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