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近年インフレ傾向の移籍金 37年前のプラティニ移籍も現在の価値なら410億円

 サッカー界で史上最高額の移籍と言えば、ブラジル代表FWネイマールで、2017年バルセロナからパリ・サンジェルマンPSG)へ渡った際の移籍金は2億2200万ユーロ(約1億9800万ポンド/約271億円)だ。しかし、インフレを考慮して現在の価値に換算した場合は、1997年バルセロナからインテルに移籍した元ブラジル代表FWロナウド氏が世界最高額になるという。英紙「デイリーメール」が報じた。

 サッカー選手の移籍金は年々インフレ傾向にあり、今や1人の選手で百億円単位の金額が動くことは珍しくなくなった。ネイマールを筆頭に、PSGフランス代表FWキリアン・ムバッペやリバプールオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクなど、大物選手のビッグディールが近年の移籍市場を賑わせている。

 数十年前の高額移籍も、今にしてみれば破格の値段に見えてしまう。“フェノーメノ”(超常現象)のニックネームで知られ、世界最高のストライカーだった元ブラジル代表FWロナウドは、1997年バルセロナからインテルへ移籍したが、当時の移籍金は2500万ポンド(約30億円)。ネイマールの10分の1ほどに過ぎない。

 しかし、サッカー界の経済指標を調べる「Play Ratings」の調査によると、インフレを考慮して当時の価値を現在の価値に換算した場合、ロナウド氏の移籍金は3億8800万ポンド(約532億円)にも相当するものだという。

 また、今から37年前の1982年にサンテティエンヌからユベントスに移籍した元フランス代表MFミシェル・プラティニ氏の移籍も、現在の価値に換算すると2億9900万ポンド(約410億円)で、歴代2番目の高額移籍と考えられるビッグディールだったようだ。(Football ZONE web編集部)

インテル在籍時のFWロナウド【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)