(出典 www.football-zone.net)



恩師が率いるナポリへの移籍が確実視されていたが…

 ナポリへの移籍がほぼ確実視されていたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに、アトレチコ・マドリードが関心を持っているようだ。スペインラジオ局「カデナ・セール」が伝えている。

 ハメスは2017年夏にレアルからバイエルンへ移籍。2年間のレンタルに、買い取りオプションが付けられた契約で、一時はドイツ王者への完全移籍は確実とも言われていた。しかし、昨季終了後、バイエルンオプションを行使しないと発表。来季はレアルに復帰することが決まった。

 とはいえ、レアルジネディーヌ・ジダン監督はハメスを構想外とみなしており、同選手の居場所はないも同然。一方、かつてバイエルンでハメスを指導したカルロアンチロッティ監督率いるナポリが、同選手の獲得に興味を示していると噂されており、イタリアラジオ局「CRC」は先日、1年間の期限付き移籍で両クラブが合意したと報道。ナポリは元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏が付けていた背番号「10」を用意し、ハメスを待っていると伝えられていた。

 ところが「カデナ・セール」によると、ここにきてアトレチコもハメスの獲得を検討しているという。ナポリの場合は期限付き移籍だが、アトレチコは完全移籍での契約を考えているとのこと。ハメス自身はマドリードでの暮らしを気に入っており、住まいを移す必要がないことから、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」はアトレチコに分があり、同クラブへの移籍のほうが現実的との見方を示している。

アトレチコはポルトガル代表FWジョアン・フェリックスとの“ダブル獲り”を画策か

 ただし、ハメスの買い取り実現に向け、アトレチコは少なくとも2選手を放出しなくてはならないという。ドイツメディアsport.de」によると、同クラブフランス代表DFリュカエルナンデスバイエルンに売却し8000万ユーロ(約98億円)を手に入れているものの、ベンフィカに所属するポルトガル代表FWジョアン・フェリックス獲得に向け、1億2600万ユーロ(約154億円)を提示。移籍金5000万ユーロ(約61億円)とされるハメスを手に入れるためには、FWアンヘル・コレアとFWビトロを出す必要があるようだ。

 ハメスは現在、コロンビア代表の一員としてコパ・アメリカ南米選手権)に参戦中。現地時間29日の準々決勝チリ戦に向けて準備を行っているところだが、ブラジルにいる同選手の耳にもこの話は届いているに違いない。(Football ZONE web編集部)

移籍動向が注目されるMFハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】


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