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エクアドル戦のデータに脚光 プレーの万能性に注目して「8.0」の評価

 日本代表は招待参加していたコパ・アメリカ南米選手権)で、グループリーグ2分1敗という結果で大会を後にすることになった。東京五輪世代を中心としたチームは決勝トーナメント進出まであと一歩に迫る惜しい展開だったが、そのなかで評価を高めた1人がMF久保建英FC東京レアル・マドリード)だ。バルセロナ贔屓で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「陰よりも光が見えた」と称賛している。

 同紙は日本について、グループリーグ敗退の成績に終わったものの「2分1敗の成績で良いイメージを残したと言える。アジアカップ準優勝チームにとって、主軸的な役割を果たしたのはタケフサ・クボだった」と評価。「レアル・マドリードと契約した“日本の真珠”は、コパ・アメリカの日本の収穫の一つだった」とも記している。

 同紙は3試合で187分間プレーした久保のプレーぶり、そして1-1に終わったエクアドル戦のデータを紹介。シュート数(3本、枠内1本)、決定機演出のパス(7本)、パス本数と成功率(32本/78%)、ボールタッチ数(65回)と90分間にわたってプレーに関与したことを紹介し、「8.0」の評点を与えている。また試合終了間際、ゴールネットを揺さぶったもののVAR判定によって、オフサイドとされたゴールシーンにも触れている。

 そんな久保について同紙は、プレーエリアの“万能性”にも注目している。

メディアプンタ(2列目トップ下)や右インテリオール(2列目右)にポジションをとっていた久保だが、今季までレスターに所属したセンターフォワードのオカザキ(FW岡崎慎司)との関係性で、2列目から“9番”の位置に入ることもたびたびあった」

 試合の流れによってはFWの位置に入り、フィニッシュの局面にも絡もうとしたと見ている。「年齢を抜きにしても、(レアル・マドリードのBチームである)カスティージャで台頭し、スターへの道を歩む準備はできているようだ」とも評された久保。スペインでの挑戦に向けて、加入前からアピールできたといえそうだ。(Football ZONE web編集部)

日本代表MF久保建英【写真:Copa America】


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