「やることがはっきり分かった選手」の強みを強調、ボランチ出場の板倉に言及
森保一監督率いる日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦でエクアドルに1-1と引き分け、グループ3位同士の成績で上回れずに決勝トーナメント進出は叶わなかった。FW岡崎慎司(レスター・シティ)は「やることがはっきり分かった選手はストロングポイントを出そうとする」と語り、なかでも2選手の名前を挙げて成長を称えている。
チリ戦で0-4と大敗を喫した日本は、続くウルグアイ戦で2-2と健闘。エクアドル戦で1-1と引き分け、2分1敗のグループ3位で大会を終えた。今大会で3試合(2試合先発)に出場した岡崎は、エクアドル戦後に大会を総括するようなコメントを残している。
「やることがはっきり分かった選手はストロングポイントを出そうとするし、それでポテンシャルが引き出された」
個々が自分のプレースタイルとチーム内における役割を踏まえ、“やるべきこと”が見えた選手は自身の特徴を出していたと岡崎は感じたようだ。そのなかで挙げた1人が板倉滉(フローニンゲン)だ。
「板倉は読みとか、守備の部分でやっぱり良い選手。まずはそこから専念して、ボール回しなど自分のリズムを取ろうと入れていたので良かった」
今大会で代表初招集の板倉はCBとボランチをこなすユーティリティ性を備え、ウルグアイ戦で代表デビューを果たしたが、序盤はパスミスが目立っていた。エクアドル戦で2試合連続の先発を飾ると、守備で安定感をもたらしながら、パスを散らして展開。「前回入りのところで少しバタついたのもありましたけど、あの1試合を経験できたことで、落ち着いて入れるなと思っていた」と本人も語るとおり、攻守でチームを助けた。
久保の攻撃性能を評価 「自分のスペースでボールを受ければやりたいようにできる」
そして岡崎が名前を挙げたもう1人が、18歳MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)だ。3試合(2試合先発)に出場した若きアタッカーはトップ下に入り、間でボールを受けて攻撃にアクセントを加えた。
久保の攻撃性能を高く評価する岡崎は、「タケもそう。自分のスペースでボールを受ければ、自分のやりたいようにできると思っているだろうし」と言及。自分の間合いで勝負できる久保は、状況に応じてドリブルやパスを使い分けて相手に脅威を与えた。岡崎は続けざまに「守備の時にぼかしながらプレッシャーに行くとか、そういうところでもっと学ばないといけない」と課題も指摘している。
今大会の日本は東京五輪世代のメンバーを中心に構成され、3試合を通じて11人が代表デビュー。試合を重ねるごとに選手たちは逞しさを増したなか、岡崎も若手の急成長ぶりに目を見張っていた。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
(出典 news.nicovideo.jp)
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