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ロシアW杯以来の先発出場 1トップ起用も前半10分の好機を逃すなどノーゴール

 森保一監督率いる日本代表は現地時間20日、コパ・アメリカ南米選手権)のグループリーグ第2戦でウルグアイ代表と2-2で引き分けた。FWルイス・スアレスバルセロナ)やFWエディンソン・カバーニパリ・サンジェルマン)らを擁するFIFAランキング8位の強豪を相手に互角に渡り合ったなか、ロシアワールドカップ(W杯)以来となる先発出場で1トップに入ったFW岡崎慎司レスター)は、「評価はゼロかもしれないけど……」とノーゴールに終わった自身のプレーを振り返った。

 日本は17日のチリ戦(0-4)と同じ4-2-3-1システムを採用。1トップにはFW上田綺世(法政大)に代わって岡崎が入った。序盤からDFディエゴ・ゴディンアトレチコ・マドリード)とDFホセ・ヒメネス(アトレチコ・マドリード)の強力センターバックコンビを背負いながらチームファーストシュートを放つと、前半10分にはMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)とのコンビネーションチャンスを迎えたが、ゴール前で放ったヘディンシュートは枠を捉えられなかった。

 MF三好康児(横浜F・マリノス)が代表初ゴールを含む2得点を挙げたなか、岡崎は後半12分に中央で縦パスを受けて素早くターンし右足でシュートを放つも、ゴールネットを揺らせず。上田が出場した後半22分からはトップ下に回り、チームプレーに徹した。

 日本代表でのスタメンはロシアW杯グループリーグ第3戦のポーランド戦(0-1)以来。レスターでも今季のリーグ戦は昨年11月に1試合先発したのみで、約7カ月ぶりだった。岡崎は1トップとして試合を冷静に振り返る。

「相手(ウルグアイ)の重圧は最後のほうはあった。嫌な雰囲気が漂うというか。前線の選手がすごく怖かったので、引かざるを得ない状況を作られた。セットプレーとPKの判定も厳しかったけど、勝てる試合だった。僕も最初のところで決めるチャンスもあった」

「誰かに頼るのではなく、なんでもないところからチャンスを作るのがFWだと思う」

 日本代表の1トップには、FW大迫勇也ブレーメン)という不動の存在がいるが、岡崎は自分なりの理想像を頭に描いている。

「怖い選手、嫌な選手、抜け目ない選手になれると信じているし、今日も反転してシュートをしたのがゴールにつながっていれば、良い選手だと証明できる。言ってしまえばゴールを決めていないので今日の自分の評価はゼロかもしれないけど、なんでもないところからチャンスを作るのがFWだと思う。誰かに頼るのではなく、自分でやっていくということかなと」

 チームの戦いについても、「より整理したサッカーができた」と語った岡崎。24日のエクアドル戦でも、その経験と泥臭いプレーで貢献する覚悟はできている。(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda

日本代表FW岡崎【写真:AP】


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