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アトレチコ退団のエース、新天地決定は7月1日以降か スペイン紙「今後数週間で明確に」

 今夏の欧州サッカー移籍市場で最大級の注目銘柄となるのは、今シーズン限りでのアトレチコ・マドリードの退団を明言したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだろう。一部ではバルセロナ加入が“既定路線”と見る向きが多いなかで、スペイン紙「マルカ」によると本人はまだ何も決まったわけではないと強調している。

 グリーズマンはアトレチコの公式サイトを通じて退団を明言したものの、現状では移籍交渉に進展がない模様だ。本人は現地時間2日に行われたボリビアとの親善試合に先発出場し、前半5分にはFWトマ・レマルの先制ゴールアシスト、そして前半43分に追加点となるゴールを決め、2-0の勝利に貢献した。

 フィニッシュの局面で発揮する能力の高さを見せつけたグリーズマン。試合後には言葉少なだが、去就についてこのように語ったのだという。

「僕の将来がいつ明確になるのかが、僕自身も分からない。すべてがいい方向に終着すると思うよ」

 このようにグリーズマンが語るのも、設定された違約金が変動する7月1日があるからだろう。現状では2億ユーロ(約243億円)となっているところを、1億2000ユーロ(約146億円)にまで引き下がるからだ。同紙も「彼の到着場所は今後数週間でより明確になってくる可能性がある」ともしている。本命視されているバルサなのか、それとも――フランスエースを巡る駆け引きは今後も続いていきそうだ。(Football ZONE web編集部)

今シーズン限りでのアトレチコ退団を明言したFWグリーズマン【写真:Getty Images】


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