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アトレチコ退団表明のグリーズマン、バルセロナ移籍濃厚 後釜にディバラ浮上

 アトレチコ・マドリードは現地時間14日、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが今季限りで退団することが決定したと発表した。5年間にわたりチームをけん引したエースが去ることで、ビッグネームの“玉突きトライアングル移籍”が実現する可能性が浮上している。

 2014-15シーズンからアトレチコのエースとして活躍してきたグリーズマンは、首脳陣との話し合いの末に今季限りでの退団を決断。クラブ公式ツイッターを通じて、グリーズマンは「信じられない5シーズンをすごすことができた。すべてのことに本当にありがとう」と、約2分間にわたって別れと感謝のメッセージを語った動画を公開していた。

 そうしたなかグリーズマンの新天地として有力視されるのは、近年移籍の可能性が何度も取り沙汰されてきたバルセロナだ。スペイン紙「スポルト」は「1人が加入し、1人が退団する。バルサグリーズマンの移籍金調達にコウチーニョの売却を望む」と見出しを打って報道。アトレチコはグリーズマンの移籍金を2億ユーロ(約246億円)に設定されているが、退団の決まった今夏は1億2000ユーロ(約147億円)まで価格が落ちるとされているため、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの売却金で移籍金をまかなう意向だと伝えている。

 そしてアトレチコがグリーズマンの後釜として白羽の矢を立てているのが、ユベントスアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラだ。昨夏ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドレアル・マドリードから加入したことにより、エースの座を奪われる格好となり、今季は得点数とともに出場機会が激減している状況にある。英紙「デイリーメール」は、「グリーズマン退団に伴い、ディバラがアトレチコの最重要ターゲットに据えられた」と綴り、ディエゴ・シメオネ監督も獲得を熱望していることを報じている。

ユーベがコウチーニョ獲得へ? 稀に見るトライアングル実現か

 そしてユベントスでは、ディバラ移籍時の代役としてコウチーニョ獲得の可能性が浮上しているようだ。伊メディア「ilBiancoNero」は、ロナウドの最大値を引き出すゲームメーカーを模索しているユベントスにとって、今夏売りに出されるワールドクラスのなかでコウチーニョは最も魅力的なオプションになることを主張しており、「コウチーニョはユーベの攻撃を再建するアイデアを備えている」と、獲得に太鼓判を押している。

 グリーズマンが噂通りにバルセロナ移籍となれば、その動きに連動するようにディバラがアトレチコ、コウチーニョがユベントスという、世界的なビッグネームによる“玉突きトライアングル移籍”が実現するかもしれない。(Football ZONE web編集部)

(左から) FWディバラ、FWグリーズマン、MFコウチーニョ【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)