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ロペテギ、ソラーリ体制で冷遇されるも、恩師のジダン監督は「再生」を試みる

 レアル・マドリードは今季無冠に終わり、復帰したジネディーヌ・ジダン監督の下で立て直しを図っている。残り数試合となった状況で新シーズンに向けての現有戦力の見極めが焦点となっているが、スペイン紙「AS」によるとジダン監督の中で残留を熱望している選手がいるという。それはスペイン代表MFイスコだ。

 2013年にマラガからレアル・マドリードに加入したイスコにとって、ジダン監督は文字通り恩師と言える存在だ。第1次政権でウェールズ代表FWギャレス・ベイル、元フランス代表FWカリム・ベンゼマポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)による「BBCトリオ」が全盛のなかで起用されることも多く、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスとの定位置争いも制した形のテクニシャンだが、今季はレアル不調を象徴するような立ち位置となってしまった。

 主軸に据えると見られたフレン・ロペテギ元監督が序盤戦で結果を出せなかったことで早期解任。またイスコタイミング悪く、虫垂炎を患って戦線を離脱した。そして、ロペテギの後を継いだサンティアゴ・ソラーリ前監督の下では負傷もあって、完全にレギュラーポジションを失った。この不遇において、イスコは今季限りでの退団が既定路線と報じられてきた。

 しかし、イスコと良好な関係を保っているジダン監督の再就任によって、その状況は変化が起きそうだ。もともとイスコ2700ユーロ(約33億7500万円)の移籍金で獲得するのを進言したのもジダン監督(当時はアシスタントコーチ)だったということもあり、その信頼関係は強い模様だ。

 同紙は「彼はジダンの全面的なサポート、そして信頼を得ることができる」とも記している。スペイン屈指のテクニシャンを再生させる――。現役時代も優雅なテクニックで魅了したジダン監督だからこそ、その思いは強いようだ。(Football ZONE web編集部)

(左から)レアル・マドリードのジダン監督、MFイスコ【写真:Getty Images】


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