ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、今季終了後の去就が注目される1人となっているが、これまでに報じられた国内のライバルであるインテルだけでなく、イングランドとドイツの名門が獲得に向けて動き始めたという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
イタリア王者で「10番」を背負うディバラは昨季までは絶対的なエースの地位を手にしていたが、今季ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが加入したことで状況が変わってしまった。ロナウドを中心とした前線の構成では、パートナーとして元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチの優先度が高く、ディバラのポジションはイタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキや、19歳の新星イタリア代表FWモイーズ・キーンと争う状態になっている。
そうしたなかでインテルが、契約延長問題でチーム内に波風を立てたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディを交換条件にし、ディバラ獲得を画策していると報じられてきた。
その一方で、マンチェスター・ユナイテッドも新たな時代を築くための象徴としてディバラ獲得を狙っているという。ユナイテッドはオレ・グンナー・スールシャール監督が来季も続投することが決定的だが、今季途中での就任になった監督にとって、このオフは移籍市場で自らの求める選手の獲得や、これまでの所属選手で自身の構想から外れた選手を整理するタイミングになる。そのなかで、フランス代表MFポール・ポグバにはチームを離れる可能性があり、その行き先として以前にも所属したユベントスの名前は常に挙がる。ディバラ獲得とポグバ放出が噛み合う時、トレードという形での移籍も十分に可能性が残る。
ユベントス残留の線が全くないわけではないが…
また、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンも、ディバラ獲得へのアプローチをスタートさせているという。こちらも今季限りで元オランダ代表MFアリエン・ロッベンと元フランス代表MFフランク・リベリーという両サイドを席巻した“ロベリー”がチームを離れる。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスも今季で期限付き移籍期間が終了するだけに、攻撃陣の新たな顔が必要になっている。その対象として、ディバラの名前が挙がっているとされた。
ユベントス残留の線が全くなくなったわけではないディバラだが、その能力をフルに生かし切れていないのも事実だ。2012年にイタリアのパレルモに加入し、欧州でのキャリアをスタートさせたディバラは、次なるプレー先にイングランドかドイツを選択することになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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