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前半に喫した1点を返せず… 2試合連続のノーゴール

 レアル・マドリードは現地時間28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節ラージョ・バジェカーノ戦に0-1で敗戦した。アウェーとはいえ最下位相手の敗戦に、ジネディーヌ・ジダン監督もおかんむりのようで、「我々は何もしていない」と会見で激怒したと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 この日の試合は、今季リーガで得点ランク2位タイとなる21ゴールを挙げている元フランス代表FWカリム・ベンゼマが負傷のため欠場。とはいえ前節終了時点で最下位のラージョ相手なら、レアルが勝ち点3を積み上げるというのが大方の予想だった。

 しかし、試合は前半23分にVAR(ビデオアシスタント・レフェリー)判定によってラージョにPKを与え、先制点を許す。ビハインドとなったレアルウェールズ代表FWギャレス・ベイルの突破、クロアチア代表MFルカ・モドリッチのゲームメークも冴え渡ったとは言い切れず、前節ヘタフェ戦(0-0)に続く無得点、そして勝ち点を落とす失態を演じた。

 これに怒りを露わにしたのがジダン監督だ。

「もちろん、時としてゴールを奪えないことはある、しかし我々は今日、何もしなかった。内容が悪いので怒っているし、責任がある」

 選手の兄貴分的な立場を取り、擁護することが多いジダン監督としては非常に珍しい発言だ。そして、このようにも続けている。

「すべてが悪かった。試合に臨む態度とピッチでのプレーにおいて、私たちは何も与えなかった。走り、戦う姿勢を見せることでラージョはプレーした。しかし我々は何もしなかった。私はいつも選手を守っているが、今日はそうではない。私たちはラージョのようにプレーすることはできていないし、私も責任がある」

 宿敵バルセロナリーガ連覇が決まり、今シーズンの無冠が確定したレアル。10カ月ぶりに監督復帰したジダン監督の下で立て直しと来季への戦力見極めの段階にあるが、内容のない”消化試合”にしてしまったことは指揮官にとっても悔やみきれないだろう。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードのジダン監督【写真:Getty Images】


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