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インテルが最有力と予想 「マロッタCEOと再びコンビを組む」

 イタリアセリエAでは、早くも来季の監督人事が話題の一つになっているが、元イタリア代表監督で昨年7月にチェルシーを解任されたアントニオ・コンテ氏は、その行き先が注目されている。イタリア衛星放送「スポーツメディアセット」では、その“就職先”をパーセンテージで予想している。

 コンテ氏は今季のプレシーズンが幕を開けた直後に、チェルシーの監督を解任された。それにより、今季中は契約の問題で新たなチームを率いるのが難しいという報道が支配的で、すでに来季以降の行き先が注目されている。引く手あまたの状況に「贅沢な失業者」と表現されたコンテ氏の新天地は、インテルが最有力だとされている。

「60%がインテルで、20%がユベントス、15%がローマで、5%がその他だ。インテルで、ユベントス時代と同じくジュゼッペ・マロッタ(CEO)と再びコンビを組むだろう。ただし、コンテはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場を就職先への条件にしていない。そのため、他のクラブにもチャンスは残る」

 インテルルチアーノ・スパレッティ監督が率い、現在はリーグで3位。4位のACミランとは少し差がついたため(33節終了時点で勝ち点5差)、来季のCL出場権は高い確率で獲得できそうだ。それでも、今季中に契約問題で揺れたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディからキャプテンを剥奪するなど、チームのすべてが上手く回っているとは言い難い。そうしたなかで、マロッタCEOが古巣ユベントス時代に3連覇を成し遂げた監督であるコンテ氏を招聘するという見方は根強い。

規律を求めるコンテ氏 インテルにとっては“劇薬”と言えるタイプだが…

 一方で、コンテ氏はチームの内外に規律を求め、自身の戦術にハマらない選手は実績に関係なく厳しい立場に追い込むタイプでもある。伝統的に規律の面で問題を抱えるインテルにとっては、劇薬とも言える存在になることが予想される。

 ユベントスアンドレア・アニェッリ会長とマッシミリアーノ・アッレグリ監督の両者が、来季の続投を明言しているが、それでも監督交代の可能性は消えないという見立てのようだ。一方のローマは、コンテ氏と旧知の仲であるジャンルカ・ペトラーキ氏を、トリノから引き抜いて強化部門に据えるという方針もこれまで報じられている。

 まさに「贅沢な失業者」という表現がピタリとくるコンテ氏だが、来季はどのチームのベンチに座り、“戦術家”と呼ばれるその手腕を披露することになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

来季以降の行き先が注目されているコンテ氏【写真:Getty Images】


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