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後半ATに“幻のゴール” 壮絶なベスト8敗退にグアルディオラ監督「厳しい。残酷だ」

 マンチェスター・シティは現地時間17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でトットナムと対戦し、ホームで4-3と競り勝ったものの、2戦合計スコア4-4でアウェーゴール差の敗退を余儀なくされた。後半アディショナルタイムに劇的ゴールが決まったか思われたが、VAR(ビデオアシスタント・レフェリー)の判定によって取り消しとされた瞬間のペップ・グアルディオラ監督の唖然とした表情にスポットライトが当たっている。

 第1戦を0-1で落としていたシティは、ホームトットナムを迎え撃ったが、待ち受けていたのはCLの歴史に残る壮絶な打ち合いだった。試合開始21分間でスコアが3-2と計5ゴールが生まれる。後半14分にシティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが追加点を奪い、合計スコアで4-3と一時勝ち越しに成功したが、同28分に手痛い失点を喫し、4-4のアウェーゴール差で再び負け越す状況に陥る。

 騒然とした雰囲気のなかで迎えた後半アディショナルタイム、劇的な展開を迎える。敵陣でカットしたボールが右サイドに抜け出したアグエロに渡ると、ラストパスを受けたイングランド代表MFラヒーム・スターリングゴールに押し込み土壇場でネットを揺らす。この一撃にグアルディオラ監督は狂喜乱舞し、タッチライン際を駆け回っていた。

 しかし主審がVARの確認を取り、アグエロボールを受けた際にオフサイドポジションンにあったとして、劇的ゴールは取り消し。試合はそのまま終了し、シティの悲願の欧州制覇が絶たれた。試合後、グアルディオラ監督は「厳しい。残酷だ。だが、我々は受け入れなければならない」と、悔しさを押し殺すコメントクラブ公式サイトが伝えている。

メディアグアルディオラ監督の表情に注目 「幸せの絶頂が音を立てて崩れ落ちた」

 また、英メディアはVARによりゴールが取り消しとなった瞬間のグアルディオラ監督の表情に注目。英メディアスポーツバイブル」は「ゴールを取り消された際のペップのリアクションは正真正銘の傑作だ」と触れ、「ペップは幸せの絶頂期にあったが、VARの判定により、それは音を立てて崩れ落ちた」と記している。また英スポーツ文化情報サイトJOE」は「“幻のゴール”に対してのシティの歓喜は心折れるものだった」と指摘し、天国から地獄に突き落とされた瞬間を説明している。

 シティにとって欧州制覇は最大の目標だったが、ペップの表情が物語っているように、あまりに厳しすぎる現実を突きつけられることになった。(Football ZONE web編集部)

マンチェスター・シティのグアルディオラ監督【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)