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古巣リバプールファンとの関係も考慮し、新天地候補はチェルシーPSGが有力か

 バルセロナブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、今季リーグ戦30試合に出場するもレギュラーに完全定着できず、今夏の退団の可能性が指摘されてきた。その新天地候補からプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドが除外されたと、スペイン紙「スポルト」が報じている。

 コウチーニョがバルサを離れる場合、その行き先はプレミアリーグになる可能性が高い。かつてリバプールに所属していたが、プレミア復帰時の有力候補はチェルシーだ。国際サッカー連盟FIFA)から通達されている補強禁止処分が延期されることが条件となるが、チェルシーは今後の補強禁止期間の前に新戦力を確保しておきたく、またレアル・マドリードへの移籍が濃厚となっているベルギー代表MFエデン・アザールに代わる攻撃の核を探している。コウチーニョは、その理想的な代役なのだ。

 また、父親が残留を明言したブラジル代表FWネイマールの所属するパリ・サンジェルマンPSG)も、コウチーニョの移籍先候補の一つだ。ネイマールブラジル代表の同僚とフランスで合流することを望んでいる。そしてPSGは、すでに彼の代理人と接触を図っているという。

 一方、移籍先の候補から消えたのがマンチェスター・ユナイテッドだ。先週のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でバルセロナはユナイテッドに1-0と勝利したが、バルサユニフォームを纏ってオールド・トラッフォードに立ったコウチーニョは、激しいブーイングを受けた。かつてユナイテッドライバルクラブであるリバプールに所属していたことをファンは忘れていなかったのだ。

 コウチーニョ自身もリバプールファンを裏切るような移籍は望んでないとされており、この試合で受けたヤジや口笛が、その思いを再確認させたと、記事は結んでいる。

 果たして、コウチーニョは来季、どのチームユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

バルセロナMFコウチーニョ【写真:Getty Images】


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