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アウェーでマンUに1-0先勝も、「この状況をひっくり返せる力がある」と古巣を警戒

 バルセロナは10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦で、マンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利した。チームの完封勝利に大きく貢献したスペイン代表DFジェラール・ピケについて、スペイン紙「AS」は「現在、世界最高のセンターバックだ」と称賛。一方で、ピケ自身は2008年まで所属していた古巣への警戒心を示している。

 ユナイテッド戦でピケが見せたパフォーマンスは、バルセロナファンにとっては誇らしいものだっただろう。「AS」は「イングランドに戻り、守備の職人芸を見せた。ヘディングでボールを飛ばし、最終ラインを統率し、プレミアリーグクラブカウンターに対応するスピードも見せた」と、絶賛した。

 そんな会心の試合をした後、ピケは「ここでの試合は特別なものだ。僕自身、チーム全体の守備面を考えても、個人的にも、最高の状態にあると感じている。年齢を重ね、経験も積み、とても充実している。ここで勝つのは難しいことだからね」と勝利を喜んだ。

 だが、慢心する様子はなかった。頭の中には、ラウンド16で敗退したパリ・サンジェルマンPSG)のことがあったようだ。PSGはラウンド16でユナイテッドと対戦。アウェーの第1戦でユナイテッドに2-0で勝利したが、その後にホームでの第2戦で1-3の敗戦を喫し、アウェーゴール数で大会を去ることになっている。

PSGは、ここで僕たちよりも良い結果を手にしていた。この結果を信じてはいけない。彼らに何が起こったか、思い出すべきだ。ユナイテッド素晴らしいクラブであり、この状況をひっくり返せる力がある」と、第2戦での“赤い悪魔”を警戒した。

 PSGと同じ轍を踏まないことを誓ったピケだが、第2戦でユナイテッドを完封できれば、準決勝進出は確定する。「(第2戦では)僕たちのファンが、間違いなく助けてくれるはずだ」と語ったピケは、カンプ・ノウでバルセロナを4シーズンぶりの4強進出に導けるか。(Football ZONE web編集部)

バルサDFピケ【写真:Getty Images】


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