no title


 10日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでは、マンチェスター・Uイングランド)とバルセロナスペイン)が対戦する。

 両クラブの戦いと言えば、イタリアローマを舞台に行われた2008-09シーズンのCL決勝、そして“聖地”ウェンブリー・スタジアムで開催された2010-11シーズンのCL決勝を思い浮かべる人も多いだろう。今回も名門同士による熱戦が繰り広げられること請け合いだ。

 準々決勝屈指の好カードを前に、両クラブで在籍した8名のプレーヤーを紹介する。

写真=ゲッティイメージ

ジェラール・ピケ


生年月日:1987年2月2日(32歳)
国籍:スペイン
ポジション:DF

バルセロナの下部組織出身で、トップチーム在籍11年目を迎えるが、“プロ契約”を初めて交わしたクラブマンチェスター・Uだった。2004年、当時17歳だったピケはトップチーム昇格の切符を手にする前に渡英。“赤い悪魔”の一員となった。その後、2008年バルセロナ復帰を果たすまで、マンチェスター・Uでは公式戦23試合に出場。「多くのことを学んだ」と振り返る。今回が初のオールド・トラッフォード凱旋となり、相手サポーターからどんな歓迎を受けるのかにも注目したい。

アレクシス・サンチェス


生年月日:1988年12月19日(30歳)
国籍:チリ
ポジション:FW

2011年から3年間にわたってバルセロナに在籍し、公式戦141試合に出場。リオネル・メッシジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケツは当時のチームメイトであり、今回の一戦への出場を強く望んでいる。ただし、ヒザのケガから練習復帰を果たしたばかりで、ファーストレグは欠場が確定的。カンプ・ノウ凱旋となるセカンドレグでの完全復活が期待される。

◆ビクトル・バルデス


生年月日:1982年1月14日(37歳)
国籍:スペイン
ポジション:GK

2002年トップチームデビュー以来、バルセロナでは12年間にわたって守護神に君臨。黄金期を築いたチームを最後尾から支えた。しかし、自らの意思で輝かしいキャリアに終止符を打つと、2015年マンチェスター・Uへ移籍。満を持しての海外挑戦となったが、同時期に監督を務めていた恩師ルイ・ファン・ハール氏から“チーム追放”の扱いを受けたため、出場はわずか2試合にとどまった。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ


生年月日:1981年10月3日(37歳)
国籍:スウェーデン
ポジション:FW

バルセロナには1シーズンのみ、マンチェスター・Uも約1年半の在籍に留まったが、前者ではリーガ・エスパニョーラクラブワールドカップ、後者ではヨーロッパリーグなど主要タイトルを獲得。“タイトル請負人”としての仕事を全うした。古巣同士が激突する今回の一戦については、「メッシポグバの戦いになる」と分析している。

◆ヘンリク・ラーション


生年月日:1971年9月20日(47歳)
国籍:スウェーデン
ポジション:FW

イブラヒモヴィッチよりも一足先に、バルセロナマンチェスター・Uの両クラブプレーしたスウェーデン人選手がラーションだった。マンチェスター・Uについては、2007年1月から3月までの短期ローンという形での在籍だったが、バルセロナ時代がそうであったように地元ファンから深く愛される存在だった。

◆ジョルディ・クライフ


生年月日:1974年2月9日(45歳)
国籍:オランダ
ポジション:MF

オランダレジェンド」として知られる父ヨハン・クライフほどの名声を手にすることはできなかったが、バルセロナでプロデビューを果たし、1996年から2000年まではマンチェスター・Uでもプレー。名門クラブでキャリアを積んだ。現在は中国スーパーリーグの重慶力帆で監督を務めている。

ローラン・ブラン


生年月日:1965年11月19日(53歳)
国籍:フランス
ポジション:DF

1998年フランスワールドカップ優勝を成し遂げた時のメンバーで、1996-97シーズンバルセロナプレーすると、2001年から2年間にわたってマンチェスター・Uに在籍した。2002-03シーズンにはキャリアで唯一のプレミアリーグ制覇を達成。その夏をもって現役を引退した。

マーク・ヒューズ


生年月日:1963年11月1日(55歳)
国籍:ウェールズ
ポジション:FW

マンチェスター・Uでプロデビューを飾ったあと、1986年バルセロナに加入。しかし、自身初の海外移籍は失敗に終わり、公式戦5得点という結果を残して1988年マンチェスター・Uへの復帰を果たした。イングランドでは巧みなポストプレーと豪快なシュートで名ストライカーとして鳴らし、「スパーキー」の愛称で親しまれた。

(記事/Footmedia

[写真]=Getty Images


(出典 news.nicovideo.jp)