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アトレチコとの大一番で華麗なコントロールショット 勝ち点差を「11」に広げる

 今シーズンリーガ・エスパニョーラの覇権を巡る大一番、首位バルセロナと2位アトレチコ・マドリードの第31節が行われ、バルサが2-0で勝利。残り7試合で勝ち点差「11」として連覇に大きく近づいた。「ムンド・デポルティーボ」紙によると、この試合で殊勲の決勝ゴールを決めたウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、「バルサに入ってから最も重要なゴールの一つを決めた」と誇ったという。

 本拠地カンプ・ノウにアトレチコを迎え入れたバルサ。負けなければ優勝争いで大きく優位に立つ一戦で、ライバル相手に攻め立てた。前半28分にアトレチコのFWジエゴ・コスタが審判への暴言で退場となり、数的優位になったが、相手の守護神GKヤン・オブラクのビッグセーブ連発によって、スコアを動かせない展開が続いた。

 それでも後半40分に背番号9が大仕事をする。ペナルティーエリア外左サイドボールを持ったスアレスカットインから右足でコントロールショット。寸分の狂いもない軌道を描いてゴール右隅に飛んだボールは、何度も阻まれていたオブラクの指の先をかすめるようにしてネットを揺らした。

 その1分後には最終ライン裏を抜け出したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、相手守備陣を幻惑するドリブルから、オブラクの逆を突くシュートで勝負あり。最高の内容でアトレチコを粉砕した。

「今日の試合はリーガで勝つことがどれだけ難しいかを象徴する試合だったけど、僕らは大きな一歩を踏み出した。アトレチコと勝ち点11差だ。チャンピオンズリーグはまだ難しい戦いだが、2つのステップを踏み出せたよ」

 試合直後のリーガTVのインタビューに答えたスアレス。自らが決めた会心の一撃に口も滑らかだ。「このゴールは、俺がバルサユニフォームで決めたゴールで、最も重要なもののうちの一つだよ」と、優勝に大きく近づくものだったと理解しているようだ。

 バルサリーガでの独走だけでなく、スペイン国王杯で決勝進出、そしてUEFAチャンピオンズリーグでは準々決勝進出を果たしている。2014-15シーズン以来となる三冠獲得へ、いよいよ視界が開けてきた。(Football ZONE web編集部)

バルセロナFWスアレス【写真:AP】


(出典 news.nicovideo.jp)