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来季からの現場復帰を明言する名将 バイエルン入りの可能性を英紙が報道

 マンチェスター・ユナイテッド前監督のジョゼ・モウリーニョ氏は、来季からの現場復帰を明言しており、その動向に注目が集まっている。英紙「デイリーメール」は、イベントでのモウリーニョ氏の発言を取り上げ、ブンデスリーガ行きに興味があると報じている。

 昨年12月に成績不振によりマンチェスター・ユナイテッドの監督を退任したモウリーニョ氏は、現在フリーの立場となっている。これまでにポルトポルトガル)とインテルイタリア)でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を2回、ポルトインテルに加えてチェルシーイングランド)、レアル・マドリードスペイン)と4カ国でのリーグ優勝を経験する名将は、来季から監督に復帰することを望んでいると明言している。しかし、本人は焦らず慎重に選別をしているようで、これまでにも4つのオファーを断ったと言われている。

 母国ポルトガルで行われた指導者向けのフォーラムゲストとして出席したモウリーニョ氏は、さまざまな質問に答えていて、地元紙「レコルド」がその詳細を伝えている。その中でCLについて回答している。

「私は第3のクラブで3回目のCL制覇をし、5つ目の異なる国で5つ目のリーグ優勝を果たしたい。だが、常にそう望んでいるわけでなく、私の野望はそのことに限られてはいない」

 これまでとは異なるチームでCL制覇やリーグ制覇に挑みたい意思はあるものの、条件はそれだけではないと語っている。それを受けて“未知なる国”ドイツへの興味について聞かれたモウリーニョ氏は、「私がまだ指揮した経験がない国だ。なぜなのか、見てみることにしよう」と回答している。

 これらの発言を受け「デイリーメール」紙は、欧州5大リーグと言われるスペインイングランドイタリアドイツフランスのなかで、モウリーニョ氏がドイツフランスでの監督経験がないことを指摘。そのなかでもバイエルンへの可能性が高いのではないかと報じている。

 バイエルンは今季のブンデスリーガ第27節終了時点で、首位ドルトムントと勝ち点2差の2位につけている。CLでは決勝トーナメント1回戦でリバプールに敗れ、ベスト16で敗退。近年のバイエルンから考えると満足できる成績ではなく、ニコ・コバチ監督の立場も危ういと考えられている。そこで“スペシャル・ワン”と称される名将に、白羽の矢が立つのではないかと同紙は考えているようだ。

 モウリーニョ氏の発言が本当ならば、次はブンデスリーガリーグ・アンでの指揮が優先されることになる。そのうえCL制覇が可能なクラブとなると、現実的に“2つのビッグクラブ”に絞られたことになる。パリ・サンジェルマンPSG)会長のナセル・アル・ケライフィ氏が同じく会長を兼務する「ビーイン・スポーツ」だが、そこへのテレビ出演が目立つモウリーニョ氏にはPSG入りも噂されている。稀代の名将の次なる行き先が気になるところだ。(Football ZONE web編集部)

現在フリーの身となっているモウリーニョ氏【写真:Getty Images】


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