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トットナム戦、1対2の数的不利な状況で圧巻の対応を同僚DFも絶賛「素晴らしい仕事」

 リバプールは現地時間3月31日リーグ第32節でトットナムと対戦し、本拠地で2-1と勝利を収めた。1試合消化の少ないマンチェスター・シティを上回り、暫定首位に再浮上した。この試合でリバプールオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが絶体絶命ピンチで見せた守備対応に各方面から称賛が集まっている。

 前半16分にブラジル代表FWロベルトフィルミーノのゴールホームリバプールが先制。しかし、トットナムも後半25分にMFルーカス・モウラが決めて同点とした。そして1-1のまま迎えた同40分に、トットナムカウンターから勝ち越しの絶好機を作り出した。

 素早く縦パスをつないで韓国代表FWソン・フンミンとMFムサ・シソコが抜け出したトットナムに対し、リバプールの守備は最後方のGKアリソン・ベッカーを除いてファン・ダイク1人での対応という苦しい状況。しかし、オランダ代表CBはたった1人で2人の攻撃を防ぐ完璧な対応を見せた。

 ファン・ダイクはドリブルするシソコとソンの中間に入り、縦への突破も、右にいるソンへのパスも許さない絶妙な距離感を保ちながら後退して攻撃を遅らせた。ペナルティーエリアに入ったところでシソコは左足に持ち替えてシュートを試みるが、ファン・ダイクは即座にプレッシャーを掛けて対応。ボールゴール上に大きく外れ、リバプール絶体絶命ピンチを脱した。その後、終了間際にベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトのオウンゴールによってリバプールが2-1で勝利を収めた。

ファン・ダイクに地元紙チームトップ採点 「シソコへの対応が試合の行方を変えた」

 ファン・ダイクが見せた数的不利の守備対応は絶賛の対象となっている。同僚のイングランド代表DFトレントアレクサンダー=アーノルドは「スカイスポーツ」のインタビューで「フィルジルは2対1の場面で素晴らしい仕事した。得点されてもおかしくない場面だった」とコメント。さらに「ファンタスティックだった。彼が世界最高のCBであるということをまたも証明した」と続けた。

 地元紙「リバプールエコー」の選手採点ではファン・ダイクのチームトップの9点が付けられた。相手エースイングランド代表FWハリー・ケインを封じたパフォーマンスが評価されたのに加え、「シソコへの対応が試合の行方を変えた」と言及されている。

 また「スカイスポーツ」の採点では、チーム2位タイの7点評価。「最高のパフォーマンスではなかったが、それでもあまりに高いハードルだった。ケインとのバトルに勝ち、チーム最多の6度のクリアを記録した」と各方面からファン・ダイクへの賛辞が送られた。

 2018年1月にDF史上最高額の7500万ポンド(約108億円)でリバプールに加入し、メキメキと成長を遂げているファン・ダイク。世界最高の名に恥じない圧巻のパフォーマンスを見せ続けている。(Football ZONE web編集部)

リバプールDFファン・ダイク、大ピンチでの完璧な守備に称賛が寄せられた【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)