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 悔しいアジアカップの準優勝から新たな船出。6月開幕の南米選手権に出場する日本にとって、コロンビアとの「再戦」は願ってもない強化の機会。「大切なのはわれわれが力を発揮すること。個々が思い切ってプレーしてほしい」。森保監督の期待通り、日本は強豪に真っ向から挑んだ。

 指揮官がこの合宿で掲げるのは「融合」。アジア杯メンバーと不在だった選手の組み合わせが、どんな変化をもたらすのか。センターバックはW杯以来の昌子が冨安と組み、ボランチに山口、1トップに鈴木が入った。その中でもアジア杯欠場の中島が、異なるリズムを左サイドにもたらした。

 重心の低いドリブルで中央へ切り込んでゴールに迫ったり、効果的なパスを散らしたり。前半35分すぎには、相手DFの背後に抜け出した鈴木にぴたりと合う決定的なクロスを通した。2列目にW杯主力の香川、乾が投入された後半もそつなく周囲と連係し、終盤にはクロスバーをたたく強烈なシュートを放った。

 前半から優位に進めていただけに、後半19分の失点はもったいない。昌子のパスミスから急襲を許してPKを与えた。抜け目がない南米勢に隙を見せればやられる。失点直後、受けに回って追加点を許しかけたことも、この先の教訓にしないといけない。 

〔写真説明〕コロンビア戦の前半、攻め上がる中島(右)=22日、日産スタジアム

〔写真説明〕コロンビアに敗れ、厳しい表情を見せる冨安(右から2人目)、昌子(同3人目)ら=22日、日産スタジアム

コロンビア戦の前半、攻め上がる中島(右)=22日、日産スタジアム


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