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 準優勝したアジアカップで露呈した1トップ大迫への依存度の高さ。その大迫が不在の今回、FWで初招集されたのは、ともにA代表未経験の鎌田と鈴木だ。

 シントトロイデンの鎌田はベルギーリーグで今季12得点。トップ下から最前線で起用されるようになり、「よりFWっぽくなった。体の使い方は日本にいたときよりできるようになった」と自信を深める。鈴木もJ1札幌で今季勢いに乗っており、代表でも「まずはゴールを取る」と意欲的だ。

 森保監督は「これからの伸びしろを見せてほしい」と期待する。鎌田は足元の技術が高く、鈴木は裏への飛び出しが武器で、ポストプレーが持ち味の大迫とはスタイルが異なる。まずは自分の色を強く出すことが指揮官へのアピールになる。

 1トップ以外の布陣や、新たな攻め方を試す機会にもなる。手詰まり感も漂っていた攻撃陣に変化をもたらす存在として、「自分の一番の特長を代表に加えたい」とは鈴木。「大迫頼み」からの脱却は、日本の課題。2人が次代のエース候補として、名乗りを上げられるか。 

〔写真説明〕コロンビア戦を前に調整する、(先頭から)鎌田、鈴木、宇佐美=21日、日産スタジアム

コロンビア戦を前に調整する、(先頭から)鎌田、鈴木、宇佐美=21日、日産スタジアム


(出典 news.nicovideo.jp)