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「マドリードにとってもパーフェクトだし、彼にとってもパーフェクト」とお墨付き

 レアル・マドリードは現地時間11日、2017-18シーズン限りでクラブ指揮官を退任していた元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏の電撃復帰を発表した。ジダン氏と並び、レアル監督復帰の噂が再三にわたり報じられていたマンチェスター・ユナイテッドの前監督であるジョゼ・モウリーニョ氏は、自身が選ばれなかったことについて「がっかりしていない」と述べている。米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。

 レアルは現地時間5日にアヤックスとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦に1-4で敗れ、合計スコア3-5と逆転されて前人未到のCL4連覇の夢が潰えた。リーガでも首位バルセロナから勝ち点12差の3位に甘んじており、チームとして岐路に立たされている。

 そんななか、クラブはサンティアゴ・ソラーリ監督を解任。2016年レアルトップチーム監督に就任して以降、CL3連覇を成し遂げるなど、数々のタイトルチームにもたらして昨夏にクラブを去ったジダン氏が、フロレンティーノ・ペレス会長の要請により、わずか10カ月でレアル監督に復帰することになった。

 それ以前には、2010年から13年まで3シーズンにわたってレアルを率い、リーガ・エスパニョーラスペイン国王杯を一度ずつ制したモウリーニョ氏の復帰説も多く報じられていた。当人も「それが正しいクラブで、正しい組織で、そして正しい野心があると思えるところであれば、私にはまったく問題がない」と話すなど、レアルに対してオープンな様子だったが、最終的に復帰したのはモウリーニョ氏ではなく、ジダン氏。スペインテレビ番組「El Chiringuito de Jugones」で、これについて「がっかりしているか?」と聞かれたモウリーニョ氏はこう語っている。

「ノー! なぜ、私ががっかりするんだい? レアル監督に復帰したいとも、復帰したくないともこれまでに一度も言ってない。パーフェクトだと思うよ。なぜなら、彼はここ数年間で素晴らしいことを成し遂げてきた。マドリードにとってもパーフェクトだし、彼にとってもパーフェクトだ」

 さらに、今の状況でのレアル復帰は、ジダン氏にとっても手腕を改めて証明する機会になるとし、「ファンタスティックだ。クラブが上手くいくことを願う」と述べた。モウリーニョ氏の“お墨付き”を得たジダン監督は、再び成功を収めることができるだろうか。(Football ZONE web編集部)

現在フリーのモウリーニョ氏【写真:Getty Images】


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