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チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、マンチェスター・シティvsシャルケが12日にシティ・オブ・マンチスターで行われ、ホームのシティが7-0で圧勝。この結果、2戦合計10-2としたシティの準々決勝進出が決定した。

先月20日に行われたシャルケホームでの1stレグではシーソーゲームとなった中、後半に退場者を出しながらも試合終盤の2ゴールによってアウェイのシティが3-2で先勝した。

よもやの苦戦を強いられながらも3つのアウェイゴールを奪って先勝したシティは、その1stレグ直後に行われたチェルシーとのEFLカップ決勝をPK戦の末に制して今季初タイトルを手にすると、リーグ戦でも3連勝を飾り、久々の首位に返り咲いた。グアルディオラ監督は1stレグから先発3人を変更。出場停止のオタメンディ、フェルナンジーニョの2選手に代えてジンチェンコ、ダニーロ、負傷のデ・ブライネに代えてザネを起用した。なお、ダニーロはラポルテと共にセンターバックに入った。

一方、ホームで敗れたものの優勝候補相手に善戦したシャルケだが、国内リーグでは格下相手に3連敗。前節ブレーメン戦での敗戦を受けて、テデスコ監督の解任不可避と思われたが、今回の一戦までは引き続き指揮を執ることに。シャルケでのラスト采配とも報じられる中、若き指揮官1stレグから先発4人を変更。負傷のカリジウリに代わってスタンブリを起用したほか、メンディル、ナスタシッチ、ウートに代えてコノプリャンカ、ブルクシュタラー、エンボロとより攻撃的なメンバーを起用した。

初戦と同様に[5-4-1]の布陣で臨んだシャルケに対して、いつも通りの[4-3-3]でボールの主導権を握るシティ。立ち上がりこそ相手陣内でのボールロストからエンボロの推進力を生かしたロングカウンターを受けるが、時間の経過と共に相手を押し込んでいく。

すると、14分にはウォーカースルーパスに反応したスターリングがボックス右ゴールライン際まで運んでグラウンダーのクロスを供給。これをニアに走り込んだアグエロが右足ワンタッチで合わすが、これは惜しくも右ポストの外側を叩いた。

その後はシャルケカウンターが機能し始めたことで一進一退の攻防が続くが、一瞬の隙を突いたシティが先制点を奪う。35分、ギュンドアンからのミドルレンジの縦パスに反応したベルナルド・シウバがボックス内でDFブルマに後方から倒されてPKを獲得。これをキッカーのアグエロがパネンカで決め切って自身のCL出場試合で4戦連続ゴールとした。

この先制点でプレッシャーから完全に解き放たれたホームチームに対して、アウェイチームは気持ちが切れてしまい、ここから試合は一方的な展開に。38分にはギュンドアンの縦パスに抜け出したスターリングがボックス右まで運びタメを作ってからグラウンダーで折り返すと、ニアでボールを受けたアグエロがややトラップにもたついたものの、うまく歩幅を合わせてGKフェールマンの股間を抜くシュートを決める。

続く42分にはジンチェンコからのスルーパスに反応した左サイドのザネがバランスを崩したDFを振り切ってボックス内まで運んで冷静に左足のシュートを流し込んで1stレグに続く恩返しゴールを決め、攻守に圧倒したシティが前半を3点リードで終えた。

前半のうちに試合を決めたシティだったが、手負いの相手に一歩も手を抜かない。立ち上がりから相手を完全に押し込んでいくと、56分には左サイドに抜け出したザネからの丁寧な折り返しをボックス右に走り込んだスターリングが冷静に流し込む。一度はオフサイドの判定もビデオアシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、ゴールが認められる。

この4点目を受けてグアルディオラ監督は64分、アグエロシルバを下げてガブリエウ・ジェズス、フォーデンを同時投入。さらに72分にはラポルテを下げてデルフを投入。この交代でデルフが右サイドバックウォーカーダニーロと共にセンターバックを組む布陣に。

その後、71分と78分にはいずれもザネのアシストからベルナルド・シウバフォーデンにも立て続けにゴールが生まれると、84分にはここ最近得点力不足に喘いでいたジェズスにもゴールが生まれ、終わってみれば7-0の圧勝。前回対戦の苦戦が嘘のような圧倒ぶりでシャルケを完膚なきまでに粉砕したシティが2戦合計10-2のスコアベスト8進出を決めた。

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(出典 news.nicovideo.jp)