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スペイン紙採点で2つ星評価、リーガ100試合出場達成と紹介

 アラベスの日本代表MF乾貴士は、現地時間23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第25節セルタ戦に3試合連続で先発出場し、後半29分までプレーした。試合こそスコアレスドローに終わったものの、スペイン紙での評価ではチーム内最高タイをマーク。そして日本人初となるリーガ公式戦100試合出場を果たしたことも紹介されている。

 乾はこの日も、アラベス加入後に任されている4-3-3の右ウイングポジションに入った。前半24分には味方FWジョニーからのパスを受けて右足シュートを放つなど、果敢にゴールを狙う意識を見せた。両チームともに得点を取れない展開となったなかで後半29分に1枚目の交代カードとしてピッチを去ったが、その際には本拠地のサポーターから拍手を受けるなど、ファンの心をつかんだ印象だ。

 スコアレスドローに終わった試合において、スペイン紙「AS」の採点ではGKフェルナンド・パチェコ、FWホニらとともに3つ星満点中2つ星をマークしている。そしてこの試合は、乾にとってスペイン生活での節目となる一戦になった。それはリーガ通算4シーズン目にして100試合出場を果たしたことだ。「マルカ」紙は、その足跡をこのように伝えている。

「彼は2015年フランクフルトから30万ユーロ(約3800万円)でイプルーア(エイバルの本拠地)に移ってきた。エイバルでの3シーズンで、イヌイはスペインフットボールとホセ・ルイス・メンディリバル監督の要求に適応し、バスクチームで89試合に出場した。昨夏キケ・セティエン監督率いるベティスに移籍金ゼロで加入したが、アラベスに貸し出される前は8度のリーグ戦出場にとどまった」

 ベティスでこそなかなか適応できなかったものの、エイバルでそのベースを固めたと言えるだろう。100試合の勝敗の内訳は33勝26分41敗。主にビッグクラブではないエイバル時代に残した成績としてみれば立派なものだろう。30歳となった乾だが、今後もその数字を積み重ねていき、スペインサッカーファンにさらなるインパクトを残してほしいところだ。(Football ZONE web編集部)

リーガ100試合出場を果たしたことMF乾【写真:Getty Images】


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