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アトレチコに0-2と完敗のユベントス ロナウドが見せたジェスチャーも話題に

 ユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは現地時間20日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、アトレチコ・マドリードとの第1戦に先発出場するも不発に終わり、アウェー戦で0-2と完敗を喫した。一方で試合中に見せた“5本指ポーズ”が波紋を呼んでいるが、試合後のミックスゾーンでも苛立ちを隠し切れない様子だったことを海外メディアも取り上げている。

 国内で無類の強さを誇るユベントスは、昨夏にレアル・マドリードから絶対的エースロナウドを獲得し、今季は悲願の欧州王座奪還に照準を合わせていると伝えられていた。グループステージを首位突破したものの、ベスト16でアトレチコという強豪を迎えることになり、第1戦はアウェーに乗り込んだ。しかし、待ち受けていたのは厳しいシナリオだった。

 均衡が破れないまま0-0で迎えた後半33分、ウルグアイ代表DFホセ・ヒメネスに先制点を決められると、直後の同38分に同代表DFディエゴ・ゴディンに追加点を奪われてしまう。立て続けに喫した2失点から一矢報いることができず、アウェーゴールを奪えないまま0-2で敗れることになった。

 ユベントスにとってベスト8進出へ苦しい状況に追い込まれることになったが、この一戦でスポットライトが当てられているのは、ロナウドが試合中に見せた振る舞いだった。ロナウドはアトレチコサポーターの野次の対象となり、試合を通して罵声を浴びせられると、我慢できなくなったのか、スタンドに向かって片手を突き出し、5本すべての指を広げるジェスチャーを見せた。これはCL無冠のアトレチコとは違い、自身は5度の欧州制覇を成し遂げていることを強調しているものと伝えられており、世界各国に波紋を広げている。

チームの記者に対しても苛立ち露わ 「アトレチコはゼロだ」

 試合後、ミックスゾーンを通るロナウドに対し、アトレチコの担当記者が「失望したかいロナウド?」と尋ねると、足早に進みながら「したよ、これがサッカーだ」と返答。そして再び5本の指を広げるジェスチャーを見せ、「僕はCLを5回も制覇したが、アトレチコはゼロだ」と吐き捨ててミックスゾーンを立ち去った。

 英メディア「GIVE ME SPORT」も「クリスティアーノ・ロナウドミックスゾーンでもアトレチコの記者に対し、5度のCL優勝を言い聞かせる」との見出しを打って報じ、「ロナウドは自身の低調なパフォーマンスに取り乱していた様子で、ミックスゾーンを通過する際もとても苛立った雰囲気だった」と指摘している。

 ホームでの第2戦では、1失点を喫した時点で3点差以上の勝利が突破の条件となる。厳しい状況に置かれることになったが、“CL優勝請負人”のロナウドは、この窮地からチームを救うことができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:AP】


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