チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、リヨンvsバルセロナが日本時間13日29:00にウェンブリー・スタジアムでキックオフされる。グループFを2位通過したリヨンと、グループBを首位通過したバルセロナによる10年ぶり通算7度目の対戦だ。
マンチェスター・シティ、シャフタール、ホッフェンハイムと同居したグループFを1勝5分けの無敗で2位通過したリヨンは2011-12シーズン以来のベスト16進出を果たした。また、序盤戦不調に陥った国内リーグではライバルの躓きに助けられた感もあるものの、CL出場圏内の3位をキープ。とりわけ、2019年に入ると、前々節のニース戦の敗戦を除き4勝2分けと好調を維持。第23節ではパリ・サンジェルマン(PSG)相手に今季リーグ戦初黒星を与えている。
一方、トッテナム、インテル、PSVと同居した激戦区のグループBを4勝2分けの無敗で首位通過を果たしたバルセロナ。最近の公式戦では3試合連続ドローとややパフォーマンスを落としていたものの、直近のバジャドリー戦ではターンオーバーを採用した中で1-0の辛勝。一先ず勢いを取り戻して今回の一戦を迎えた。ただ、今回の1stレグ後にはセビージャ、レアル・マドリーとの重要な連戦を控えており、極力消耗せずラクな形で勝利を手にしたいところだ。
なお、両チームの通算対戦成績はバルセロナの4勝2分け。2008-09シーズンの決勝トーナメント1回戦の前回対戦ではリヨンホームの1stレグは1-1のドローに終わるも、バルセロナホームの2ndレグはFWアンリ、FWメッシ、FWエトーの3トップ揃い踏みの活躍でバルセロナが5-2で圧勝している。
◆リヨン◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽リヨン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アントニー・ロペスDF:デュボワ、デナイヤー、マルセロ、メンディ
MF:トゥザール、エンドンベレ
MF:トラオレ、アワール、デパイ
FW:ムサ・デンベレ
負傷者:DFデナイヤー、MFエンドンベレ
出場停止者:FWフェキル
キャプテンのフェキルが累積警告により出場停止となる。負傷者に関しては直近のギャンガン戦で負傷したデナイヤー、エンドンベレの2選手が間に合うか微妙なところだ。
システムに関しては3バックと4バックを併用しており、ここ最近はアタッカー4人を起用する攻撃的な[4-2-3-1]を採用している。ただ、トップ下のフェキル不在に加えて、格上との対戦となるため、より守備的な[3-4-3]への変更も想定される。また、デナイヤー、エンドンベレの起用の可否もシステム選択に影響を与えそうだ。
◆バルセロナ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲンDF:ネウソン・セメド、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、ビダル
FW:メッシ、スアレス、デンベレ
負傷者:GKシレッセン、MFアルトゥール、ラフィーニャ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはラフィーニャ、シレッセン、アルトゥールが欠場となる。ただ、負傷明けで古巣対戦のユムティティは遠征メンバー入りを果たしている。
スタメンに関しては前述の11人を予想したが、右サイドバックはセルジ・ロベルト、インテリオールはアレーニャ、左ウイングはコウチーニョを起用する形も想定される。
★注目選手
◆リヨン:MFフセム・アワールリヨンの注目プレーヤーは“フランスのイニエスタ”とも称されるアワールだ。昨季、ブレイクを果たしたアルジェリア系フランス人は、相手の重心の逆を突く巧みなドリブルや、創造性溢れるパスセンスに加え、球際でも身体を張れる万能型MF。マンチェスター・シティ相手に1勝1分けと奮闘した2試合では圧巻のパフォーマンスを披露し、バルセロナやチェルシーなどからの関心も集めている。
今回の一戦に向けてはセントラルMFあるいはトップ下での起用が見込まれるが、守備時は相手のパスの出どころとなるブスケッツやラキティッチへの徹底監視に、攻撃では守備から攻撃へのスムーズな切り替えからラストパスやフィニッシュの仕事が求められる。
◆バルセロナ:MFウスマーヌ・デンベレバルセロナの注目プレーヤーは戦列復帰したデンベレだ。加入2年目となった今季はピッチ外での素行不良が目立つ一方、ピッチ内では左右のウイングを主戦場に圧倒的な個人技と改善したコンビネーションプレー、勝負強いフィニッシュワークで存在感を放っている。とりわけ、ポジション争いのライバルであるコウチーニョ、マウコムのブラジル代表コンビが不調の中での戦列復帰はバルベルデ監督にとって頼もしい限りだ。
ドルトムント時代の2016-17シーズンのCLでモナコと対戦したものの、レンヌ時代以来のフランス本国凱旋となるこの一戦に向けてはサイドバックを固定し切れていない相手右サイドの攻略の切り札としての活躍が期待される。
(出典 news.nicovideo.jp)
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