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昨年11月末から長期離脱中「僕らはできることはすべてやっている。でも…」

 バイエルンの元オランダ代表MFアリエン・ロッベンは、故障により昨年11月末から欠場が続いているが、その状況はもうしばらく続きそうだ。ロッベンを悩ませている問題がどこにあるのか、医師ですら正確には分からない状況だという。ドイツメディアSPORT BUZZER」などが伝えている。

 ロッベンが今季最後にプレーしたのは、昨年11月27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第5節のベンフィカ戦。2ゴールを挙げて大勝に貢献したが、以降はピッチから遠ざかっている。現地時間15日のブンデスリーガ第22節アウクスブルク戦(3-2)も欠場し、19日に行われるリバプールとのCL決勝トーナメント1回戦第1レグも欠場の見通しとなっている。

 今季限りで契約満了となるロッベンは試合出場への意欲を見せているが、2月に入って参加した2度の練習は、いずれも途中で切り上げている。公式発表では「大腿部に問題」とされているが、ドイツ紙「ビルト」によれば、実際はどこに問題があるのか、復帰はいつになるのか、医師ですら分からないとロッベンは話しているという。

「僕らはできることはすべてやっている。でも、上手くいっていないというのが現状だ。残念ながらこれが何なのか、正確にはなんの問題なのか不明なんだ」

2度復帰に近づくも怪我が再発「ものすごくフラストレーションが溜まっている」

 バイエルンは現在、ブンデスリーガで首位ドルトムントを勝ち点2差で追走中。CLも決勝トーナメントに入り、白熱した戦いが待っている。シーズンが正念場を迎えるなか、スタンドからの観戦を余儀なくされるというのはロッベンにとって歯がゆい状況に違いない。本人も「ものすごくフラストレーションが溜まっている」と告白しており、「今のところ、何も良い結果が出ていない。復帰に近いところまで2度いったけど、再発してしまった」と、回復が進まないことに苛立ちを覚えているようだ。

 ロッベンシーズン終盤までには戻りたいとの意思を示しており、3月13日に行われるリバプールとの第2レグがひとつの照準となりそうだ。

 昨年12月には、バイエルンを去る前に少なくとも一つはタイトルを獲りたいと述べていたロッベンFC東京も動向を追っているとされる俊足ウインガーは、ベスト8入りが懸かる一戦でプレーする姿を見せられるだろうか。(Football ZONE web編集部)

バイエルンのMFロッベン【写真:Getty Images】


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