モウリーニョ氏を“スペシャル”と認めるも… サッリ監督とガルシア監督を挙げる
チェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールが、クラブ公式サイトで「THE MAKING OF ME: EDEN HAZARD(エデン・アザールがどう作られたのか)」をテーマにしたインタビューに応じ、自身のキャリアを振り返った。そのなかで、歴代監督の中で「僕のサッカー理論に近い」という2人の名前を挙げている。
アザールは12歳でフランスのリールの練習に参加し、14歳で拠点をクラブ所在地のリールへ移した。15歳からトップチームとの練習を始め、16歳でデビュー。リールで頭角を現し、2012年からチェルシーでプレーを続けている。
チェルシーでは、元マンチェスター・ユナイテッド監督のジョゼ・モウリーニョ氏の下でリーグ制覇とEFLカップ優勝を経験。その後のアントニオ・コンテ体制でもリーグ制覇を果たし、現在はイタリア人のサッリ監督の指導を受けている。
モウリーニョ氏とは、任期終盤にかけて不仲が報じられていたアザールだが、モウリーニョ氏を“スペシャル”だったと認め、いつか同氏の下で再びプレーしたいという願望を明かした。その一方で、プレースタイルでは現在のサッリ監督の方が合っていると話している。
「リールでのクロード・ピュエル監督から始まり、今のマウリツィオ・サッリ監督まで、みんな違うサッカーの見方をしていて、それが現在の僕という選手を作った。彼らは全員、重要なアドバイスをしてくれた。ジョゼ・モウリーニョ監督はスペシャルだったけど、サッリ監督や、(元リールの)ルディ・ガルシア監督のやり方の方が、私のサッカーの理論に近いと思うが、それでもみんな多くのことを与えてくれた」
スターとして確固たる地位を築いたシーズンを回想 「ドログバが手助けしてくれて…」
アザールが初めてプレミアリーグのタイトルを手にした2014-15シーズン。同選手はモウリーニョ氏率いるチームの中軸として活躍し、PFAとFWAの年間最優秀選手にも選ばれるなど、スターとして確固たる地位を築き上げた。本人も当時を次のように振り返る。
「あれは完璧なシーズンだったよ。チームでのトロフィーと個人のトロフィー。最高だった。ディディエ・ドログバが戻って手助けしてくれて、たくさんの試合を勝ったし、リーグ杯も優勝して、多くの得点を挙げた。本当に自分たち自身が楽しんだし、だから私たちはチャンピオンだったんだ」
また、コンテ政権での自身2回目のリーグ制覇の時の心境も明かしている。
「2016-17シーズンにも優勝したんだ。気持ちは同じだったけど、勝ち方がファンタスティックだった。なぜなら、シーズン序盤は問題を抱えていたからね。アーセナル、リバプールに負けて、システムを完全に変えた。そして、信じられない連勝を重ね、最後は優勝してただただ嬉しかったよ」
レアル・マドリード移籍の噂などが浮上しているアザール。近日中にも、自身の決断について発表する予定とされているが、果たして、多くの思い出を胸に退団が決まるのか。去就に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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