ルーニーの古巣ユナイテッドは、モウリーニョが退任して暫定監督の下でリーグ戦6連勝
マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、現在はMLS(メジャーリーグサッカー)のD.C.ユナイテッドでプレーする元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」で、古巣について語った。昨年末までチームを率いていたジョゼ・モウリーニョ前監督の下では二大スターのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)でさえも力を発揮できないとし、新監督選びをアドバイスしている。
ユナイテッドの歴代最多得点記録を持つルーニーは、13シーズンにわたってプレー。そのほとんどを、伝説の名将アレックス・ファーガソン氏の下で過ごし、5回のプレミアリーグ制覇に加え、2007-08シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝も経験している。
ユナイテッドは昨年12月、成績不振によってモウリーニョ前監督が退任。現在、チームは暫定指揮官として駆り出されたオレ・グンナー・スールシャール監督の下でリーグ戦6連勝と白星を重ねている。現役時代にスールシャール監督とチームメートだったルーニーは、チームが連勝している理由は選手たちの「楽しさ」にあると語っている。
「昨年のマンチェスター・ユナイテッドを見るのは気持ち良くなかった。選手は幸せではなかったし、サッカーを楽しんでなかった。おそらく、彼(スールシャール監督)が言ったのは『行ってプレーしてこい、自分の力を発揮して、楽しめ』、それだけだと思うよ。マンチェスター・ユナイテッドにいる選手たちは、試合でどのようにプレーするべきかはよく分かっているし、ピッチで何をすべきかも分かっているということだ。もちろん細かいディテールは大事だけど、選手に一番必要なのはプレーして楽しむことだ」
スールシャール暫定監督の後任には、トットナムのポチェッティーノ監督を推薦
ルーニーは「クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシでさえも、『ここでプレーしろ』、『これをやれ』、『あれをやれ』と言われ続けていたら、今と同じようなプレーはできないだろう」と続け、“自由”にプレーができなければ二大スターでさえも輝けないとの見解を示した。
また、ファーガソン氏退任後のデイビット・モイーズ氏、ルイ・ファン・ハール氏、モウリーニョ氏の下では思うような結果が出せなかったルーニーは、「大前提として、スールシャールに選択する権利がある」としたうえで、来季以降の監督人事についても口にした。
「アレックス・ファーガソンの率いた20年、30年にわたり、マンチェスター・ユナイテッドはユースの選手、若い選手、クラブで育った選手をベースにチームを作ってきた。(ポチェッティーノ氏は)年齢に関係なく選手のベストを引き出す監督。トットナムやサウサンプトンからも代表に招集されるような良い選手が育っている。もし、自分が誰かにオファーするチャンスがあれば、全力でポチェッティーノに行くね」
ルーニーはトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が後任にふさわしいと主張していた。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
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