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チェルシーに敵地で0-2敗戦、グアルディオラ監督は試合内容には満足感

 マンチェスター・シティは現地時間8日に敵地でチェルシーと対戦したが、0-2と今季初黒星を喫した。それでもチームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、「我々はインビンシブル(無敵)になるためにここにいるわけではない」と敗戦にも全く動じない素振りを見せている。英紙「ガーディアン」が、試合後のコメントを報じている。

 試合全体のボール保持率がチェルシー38.7%とシティ61.3%という記録が出ているように、前半から試合の主導権を握ったのは敵地に乗り込んだシティだった。しかし、肝心のゴールが奪えず、逆に前半終了間際にフランス代表MFエンゴロ・カンテシュートが決まり、試合の均衡が破れた。

 ポゼッションからチャンスをうかがうシティとカウンターが冴え渡るチェルシーとお互いの特長が出た試合展開のなか、次の1点が生まれたのは後半33分。リードしているチェルシーが、CKからDFダビド・ルイスのヘディンシュートで突き放した。

 開幕から15試合を無敗(13勝2分)できたシティだったが、0-2の完封負けで今季初黒星となった。それでも、グアルディオラ監督は試合内容に満足感を示し、結果についてはまったく意に介していない様子だ。

「後半最初の8から10分まではチェルシーが我々より優っていたが、その後と前半に関しては我々が素晴らしかった。監督として選手を見るのは喜びだった。高いラインを保ち、何度もボールを奪い返していたし、前半のうちに1点か2点取ってもおかしくないだけのチャンスを作り出していた。ただ不運なことに得点はできなかった。しかし、いいレッスンになったね」

「我々はチャンピオンになるために、ここにいるんだ」

 グアルディオラ監督は試合を「チャンピオンズリーグレベル」と振り返り、両者が非常に拮抗し、レベルの高い試合だったとしている。また、チェルシーを「素晴らしく、クレバーだった」と称賛した。

 指揮官自身もその強さを認めるチェルシー相手に敗れ、今季のリーグ戦16試合目にして初黒星。それも長いシーズンにおいては起こりうることだという。2003-04シーズンアーセナルプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げたが、グアルディオラ監督は「彼らの再現はできない」と、無敗にこだわってはいないことを強調している。

「我々はインビンシブル(無敵)になるためにここにいるわけではない。我々はチャンピオンになるために、ここにいるんだ」

 同日の試合でボーンマスを4-0で下したリバプールに勝ち点1上回られ、首位の座を明け渡したが、名将ペップは全く動じていなかった。(Football ZONE web編集部)

チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】


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