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神戸からのオファーを受けた際、イニエスタと電話で「いろいろな話をした」

 ヴィッセル神戸は1日、J1リーグ第34節ベガルタ仙台戦(3-2)後、MLSメジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCから退団が決まったFWダビド・ビジャが、来季から加入することを発表。3日に37歳の誕生日を迎えるストライカーは、スペイン代表で長年共闘したMFアンドレス・イニエスタの存在が日本行きの決断を大きく後押ししたことを記者会見で明かした。

 神戸はリーグ最終節で仙台と対戦。前半34分にFW古橋亨梧のゴールで先制すると、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、MF郷家友太が追加点を挙げ、3-2で勝利した。試合後、神戸は「新加入選手に関する記者会見開催」と告知すると、会見場にビジャが登場し、三木谷浩史会長同席の元で契約書へのサインが行われた。

 ビジャ11月28日MLSニューヨーク・シティFCの退団が決定。2015年からの4年間で通算124試合出場80ゴールを記録していた。記者会見でビジャは神戸の熱意と温かい歓迎が日本行きを決断する一つの要因になったことを明かしたが、フアン・マヌエル・リージョ監督の下で追求しているポゼッションサッカーに魅力も感じたという。

「神戸が目指しているサッカー、よりテクニカルボールを保持するサッカー、このチームにはそれを体現している世界最高のアンドレス・イニエスタというプレーヤーがいる。彼のそばで、このスタイルクラブに植え付けていくお手伝いができることにも魅力を感じた」

 移籍に際しては、スペイン代表で長年共闘してきた戦友のイニエスタからも神戸の情報を訊き、背中を押してもらったようだ。

「このヴィッセル神戸の移籍の話が来た時、イニエスタに電話をしました。僕の妻もイニエスタの妻に電話して、いろいろな話をした。神戸の街の良さ、彼らが家族で素晴らしい時間を過ごしていること、クラブでの居心地の良さ、プロジェクトに関していろいろ話を聞かせてもらって良い印象を受けました。イニエスタチームメートでもありますけど、長年の友だちでもあり、また違った場所で新たなプロジェクトに挑戦できるのは本当に大きな魅力を感じています」

 ビジャイニエスタの元スペイン代表コンビに加え、2014年ブラジルワールドカップで優勝を果たしている元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキで形成する魅惑のトリオが、来季の神戸の大きな見どころになるのは間違いない。


Football ZONE web編集部)

神戸への入団が決まったビジャ【写真:Noriko NAGANO】


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