フンメルスが持論を展開 「ホームで0-3で敗れるのはあってはならないこと」
ドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンは公式戦4試合連続で勝利から遠ざかる極度の不振に陥っている。守備の要であるドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、ブンデスリーガ公式サイトのインタビューで、その原因について持論を展開した。
バイエルンは9月25日に行われたブンデスリーガ第5節でアウクスブルクと1-1で引き分けると、そこからリーグ戦は2連敗。今月2日のUEFAチャンピオンズリーグ第2節でも、アヤックス相手にホームで1-1のドローに終わった。
6日のボルシアMG戦は本拠地アリアンツ・アレーナで0-3の完敗と、どこか歯車が狂った様子のバイエルン。コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが今季就任のニコ・コバチ監督に対して不満を漏らしたと報道されるなど、クラブの周囲に不穏な空気も漂い始めている。
「自分たちのプレーに満足していないことは間違いない。こういった結果の場合は相手が非常に効果的なプレーをし、僕らができていない場合に起きるんだけどね。たまにはあることだけど、ホームで0-3で敗れるのはあってはならないことだ」
満足のいくパフォーマンスができていないと話すフンメルス。フランクフルトからやってきたコバチ監督のやり方が、チームにまだ浸透しきっていないことも認めている。
「僕がバイエルンにやってきてからもこういうことは何度も起きたし、これからもあるだろう。理論的に言えば、ニコ・コバチはこれまでとは少し異なるアプローチを取っているけど、僕らは古いパターンに戻ってしまうんだ。特に、ビハインドを背負っている時にはね。そのことが障害になっているんだ」
バイエルンはブンデスリーガ6連覇中。ユップ・ハインケス、ジョゼップ・グアルディオラ、カルロ・アンチェロッティと錚々たる顔ぶれの下でそれぞれのスタイルを踏襲してきたが、コバチ監督の色を出すまでには、まだ時間がかかりそうだ。
ドイツメディアでは昨季、アンチェロッティ前監督が解任された当時のチーム状況に似ていると指摘されるなど、コバチ監督には早くも逆風が吹き始めている。クロアチア人指揮官は、この逆境をはねのけることができるだろうか。(Football ZONE web編集部)
(出典 news.nicovideo.jp)
コメント
コメントする