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ビダル獲得に向けてMFマリオの売却を進めるインテル 早期にまとまるかがポイントに

 イタリア・セリエAの名門インテルは、バイエルン・ミュンヘンのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの獲得を狙っているが、成功のポイントがある一人の選手の放出だという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などが報じた。

 新シーズンに向けてローマから元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランを獲得したインテルは、ビダル獲得に至れば中盤に世界屈指の“武闘派コンビ”が誕生する。ロシア・ワールドカップ(W杯)で活躍したクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチやウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノも所属するだけに、中盤は着実に強化される。

 その一方で、アトレチコ・マドリードもビダルを狙っており、インテルはビダル側からクラブ間交渉がOKとなれば加入に支障なしという返事を得ているものの、なるべく早く話をまとめる必要がある。そのための現金収入を得るため、カギとなるのがポルトガル代表MFジョアン・マリオの去就だという。

 マリオは昨季プレミアリーグのウェストハムに期限付き移籍したが、保有権はインテルに戻っている。新シーズンに向けてプレミアのワトフォード、スペインリーグのベティスやセビージャなどが獲得に興味を持っているという。インテルはマリオの移籍金を2700万ユーロ(約35億円)と見込み、ビダル獲得を進めたい意向のようだ。

 マリオの放出が早期にまとまるかどうかが、今オフにビダル獲得を実現できるかのポイントになる。ビダル自身はユベントスで4年間プレーしたイタリアへの復帰を望んでいるとされるだけに、インテルとしてはいち早く交渉をまとめたいところだ。


(Football ZONE web編集部)

バイエルン・ミュンヘンのチリ代表MFビダル【写真:Getty Images】


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